230 ジャコバン派の三巨頭
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
せた。
「待ってくれ、まる子が、まる子があ〜!!」
「アンタはここにいろ!」
大政はその場で友蔵を監視し、止めた。
「おっと、嬢ちゃんの手術を施そう」
マラーが近づいている。
(先程の能力では跳ね返されるな・・・)
マラーは1メートルの所で接近するのをやめ、ナイフのような物を取り出した。
「な、何するの・・・!?」
かよ子は慌てて武装の能力を発動させる。しかし、マラーは跳ね返りも倒されたりもしなかった。
「貴様の異能の能力は解除させた。さて、これで死んで貰う!」
だが、マラーは全く動けなくなった。
「な、う、動けん!?」
「させるかよ!」
「お前は周りが見えとらんな」
関根が忠治の刀で金縛りにさせ、綱五郎がマラーのナイフを刀で弾き飛ばした。
「ふ、それで私を倒せるとでも?」
マラーは余裕だった。ギロチンの刃を発動させる。関根も綱五郎も何とかギロチンを刀で弾きかわすのが精一杯だった。
「山田かよ子、羽根に乗れ!」
「う、うん!!」
かよ子は慌てて羽根に戻る。
(まるちゃん達は・・・!?)
かよ子は羽根の上から地面を見下ろす。まる子達が落ちた地面の裂け目を確認した。
(どうしよう、まるちゃん達が襲われたら私のおっちょこちょいのせいだ・・・!!)
かよ子はオロオロした。その時、脳内で声が聞こえる。
[かよちゃん、私よ、のりちゃんの人形、キャロラインよ]
「キャロライン!?」
[今まるちゃんと大野君とブー太郎君は私の瞬間移動能力で別の場所に移したから心配しないで!]
「あ、ありがとう!」
かよ子はのり子の方を見る。のり子はキャロラインと合体しており、ギロチンの刃を粉々にしていたのだった。
(のり子ちゃんに助けられた・・・か)
のり子は石松、お蝶、大五郎と共にまた別の革命家と対峙していた。
「このダントン様に楯突くとはいい度胸だ!」
四人にギロチンの刃、そして指から光線を放つ。ギロチンをかわしても光線が更に襲って来る。お蝶がまともに光線に当たってしまった。
「奥方!!」
「う、動けぬ・・・!?」
「その光線に当たったら動けなくなるぞ!ハハハ!!」
ダントンは動けなくなったお蝶にギロチンを向けた。だが、激流で流された。
「汚い手を使うな」
椎名の玉の能力だった。
「貴様か!大人しくやられて貰おうか!」
ダントンがギロチンの刃と光線を椎名にも向ける。椎名の武装の能力も相まって中々効かなかった。
(わ、私はどうしよう!?)
かよ子は高見の見物状態で何もできない自分が歯痒く思った。その時、銃撃と爆発がかよ子の羽根を襲う。
「うわあ!!」
結界が発動した為まともなダメージは受けなかったが、かよ子は驚いて羽根から落ち
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ