暁 〜小説投稿サイト〜
展覧会の絵
第七話 老婆の肖像その十四
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
くだ。別の場所でだというのだ。
「そこでね」
「では私の屋敷に行くか」
「そうしましょう。そこでね」
「わかった。では薬は何がいい」
「コカインがいいわ」
 ワインが回りだ。顔も身体も赤く染まっている。酒に酔いながらだ。
「それがね」
「コカインか」
「今お屋敷には他に何があるの?」
「モルヒネがある」
 まずはそれがあるとだ。由人は答えた。
「あとマリファナにヒロポンもな」
「あら、ヒロポンもあるの」
「古い麻薬だがな。私は好きだ」
「ヒロポンね。あれはね」
「やったことがあるか?」
「ないわ。そんなにいいの?」
 そのヒロポンについてだ。雪子は由人に顔を向けて尋ねた。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ