L4話 KamenRider 計画
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彼に臆することなく、恋は速人を凛として見つめる。
「あなたが天羽さんですか……」
「??へぇ、俺のこと知ってるのか?」
「はい。入学試験で全教科満点で入学したのはあなただけ……そして、さまざまなスポーツの大会を飛び入りで優勝しているという実績もあると聞いています。」
「そりゃどうも……だがスポーツの件はともかく、入学試験は目が冴えただけさ。」
目が冴えた???速人の右眼の話だ。青い右眼は理論的な流れを読破する力…言ってしまえばAIのように予測や計算、結論を出す力か。知識を持っていても応用できなければ意味がない。
この目は自分の知識から、問題への最大限の結論を導こうとする。この目は知識豊富な彼の力を最大限出せよう。
恋は少し失望したように話を続ける。
「そんなあなたがこの私に何か????まさか、スクールアイドル部の設立を認めろと?」
「そのまさかさ…俺ともう1人のバカが、用心棒兼お手伝いとしてスクールアイドル部に入らせてもらう。」
「ホントですか!?」
「あぁ。」
可可の嬉しそうな聞き返しに、速人は頷いて肯定を示す。
しかし???恋はキッとして、口を開く。
「もう一度言っておきます。あなた達が下手なパフォーマンスを行うことが、この学校の価値を下げることになる。音楽活動に関して他校に遅れをとることは許されません。」
「バーカ。かのんの歌声が他校に遅れをとるわけねぇだろ……俺の聞く限り、コイツの歌声は世界に通用する。」
「随分自信を持って言いますね?あなたが歌うわけでもないのに……」
「俺にはその未来が見える。」
生徒会長キャラには2種類の天敵がいる。1つは超が付くほどのバカ。もう1人は自身よりも賢く、自信満々の相手……隼人は間違いなく後者。後者は同じく理詰めで反論する以上、敵として厄介なことこの上ない。
しかし???結局はこう言ってしまうのだ。
「ともかくトップパフォーマンスをできるという根拠なき理由と部員の少なさから、スクールアイドルは認められません???どうしてもやりたければ他の学校に行くことですね。」
「オイ話は……」
「わかりました???イキマショウ!」
「「…?」」
恋が退出し、残された3人???可可が決意する。
????※????
日本国政府。
エルシャム王国は関東以外の日本列島を実効支配している。
とはいえ支配地域の国民は王国に何一つ不満はない……言ってしまえば日本政府とは「一部の人々」のために、彼らが存続させた政府にすぎない。
その頃から2060年代から始まった怪人の出現???社会問題に、一つの機関が設立された。
政府特務機関ヘラクレス。
怪人の出現を
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