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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第六十二話 断罪王Z 対 断罪王S〈ソード〉!パワハラする奴らは全員、自宅に高齢者が運転する自動車とトラックとダンプカーとショベルカーに9800回激突されて、大事なものをすべて失え!
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あなたに勝てなかった...あなたが選ばれし社会不適合者でなければ、自分の信念に基づいて己の「武」を極め合う者同士、分かり合えていたかもしれない」
次の瞬間、紫色の腕が断罪王S〈ソード〉の左胸をつらぬいていた。
「一対一の真剣勝負に夢中になりすぎて、背後に注意しなかったお前がいけないんだぜ!断罪王S〈ソード〉!」
断罪王S〈ソード〉の全身が光になって消えていく。
断罪王S〈ソード〉の敗北と同時に断罪王Zの全身をつらぬいていた刀も消えていく。
「紫色の断罪王...!なぜ、俺と断罪王S〈ソード〉の真剣勝負を邪魔したんだ!」
「ひでぇ、言い方だな!俺はお前を助けてやったんだぜ!リキ!」
「なぜ、俺の名前を知っているんだ?」
「ま、断罪王の姿じゃ、わからねぇか...俺の名は虐川デロシ!暴力を司る断罪王、断罪王X〈バイオレンス〉の操縦者だ!」
「デ、デロシ...!お前も選ばれし社会不適合者だったのか!」
虐川デロシ、それは俺の高校時代の親友の名だった。
「俺はあの時の約束を守る為にここに来たんだ!だから、ここでお前に死なれては困るんだ!」
俺の脳裏にデロシとの互いの暴力を高め合っていた青春の日々が次々と思い出される。
           *
数年前。
数年前、俺はZランク高校に通っていたんだ。
偏差値マイナス9800のZランク高校の治安はとにかく悪かった。
「俺は神なんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!」
自称神を名乗る生徒が授業中にいきなり奇声を上げてベランダから飛び降りる。
気がおかしくなった男性教師がいきなり英語の歌を熱唱し始める。
俺は授業を放棄して教室から廊下に出る。
「痛てぇよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!」
昨日退学になった出産中の女生徒の叫び声が校内放送でなぜか流れる。
廊下ではバイクに乗った生徒が校長室に激突する。
「宅急便でぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇすッ!金ェッ!くれよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!」
財布を奪われ、身ぐるみをはがされた校長が両手足をガムテープで固定された状態で廊下の掲示板に貼り付けにされていた。
その周りで不良たちがブレイクダンスを踊りながら、量子学について討論している。
俺はブレイクダンスを踊りながら量子学について真面目に討論している不良共を金属バットで襲う。
「俺に許可なく産まれてきてんじゃねぇよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!」
不良共がブレイクダンスと量子学についての討論を辞めて、俺から逃げていく。
俺の投擲した金属バットが不良の一人の頭部に直撃する。
「誰か!誰か!救急車を呼んでください!うわあああああああああああああッ!」
俺はそう叫びながら、頭部に金属バットの直撃を受けた不良の顔面を何度も殴る。
「誰か!誰か!救急車を読んでください!早く救急車呼ばないとこの人死んでしまいますよ
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