第五百七話 和歌山の馳走その十
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「優しいしフォローもしてくれる」
「凄く頼りになる人よ」
「まさに流石仮面ライダー」
「こう言っていい人よ」
「私が見てもだ、本当に頼りにしている」
呉島は兄として微笑んで話した。
「そして信頼している」
「ではその信頼に応えます」
「宜しく頼む」
「まあ誰でも信じることはどうかと思うにしてもな」
リムルは呉島を見て話した。
「人を信じることはそれだけで強いな」
「全くだ、私も呉島を信じているぞ」
ミリムは笑って述べた。
「仲間、友達としてな」
「私もその信頼に応えよう」
「そうしてくれるな」
「常にな」
「うむ、しかしお前本当に何で誰も信じるのだ?」
ミリムは呉島に核心を問うた。
「クレイマンでも信じそうだから怖いぞ」
「正直叔父様も信じますよね」
薙切アリスもどうかという目で問うた。
「そうなりますよね」
「いや、私も見ているつもりだ」
「それでもなのだな」
「どうしても信じてしまうんですね」
「そうだ、人は疑うことは出来ない」
真顔でだ、呉島は答えた。
「やはりな」
「そこはフォローすべきだな」
氷室が見てもだ。
「さもないと何度も大変なことになる」
「その通りですね。ですが」
リューはその氷室に応えて彼にも言った。
「氷室さんその浴衣は」
「オーダーメイトだ」
「そうなのですか」
「いいな」
「いえ」
ピンクのラメ入りの浴衣を観ながら答えた。
「決して」
「駄目か、何故俺のファッションはいつも認められないんだ」
「それは仕方ないかと」
「そんな服わざわざ注文しないわよ」
ニンフもどうかという目で言う。
「いつも思うけれどどういうセンスなのよ」
「悪いにも程があるである」
オラゴンも言う。
「流石にである」
「そんなに酷いか」
「酷いと言っても足りないである」
本人にこうまで言った。
「浴衣にしても最悪である」
「それステージ衣装じゃないわよね」
順子は氷室自身に真剣に問うた。
「流石に」
「だからこうした時に着るものだ」
「普通の浴衣なのね」
「夏祭りの時にも着ている」
「それ着て外歩いてるの」
「駄目か」
「駄目よ」
返答は一言であった。
「零点どころかマイナスよ」
「この人いつもこうだからな」
「出来る人で頼りにしてるけれどな」
「服だけは駄目なんだよな」
赤羽、青羽、黄羽もどうかという顔で述べる。三人は普通の浴衣である。
「そこがどうもな」
「どんな服もこうだしな」
「センスが全くないんだよ」
「あの、もう酷過ぎてでござる」
ハム助も困った顔で述べる。
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