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ウルトラマンカイナ
外星編 ウルトラホピスファイト part9
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 スペシウム光線の構えから冷凍光線を放つ、ウルトラマンポーラの「ウルトラエイジ」。
 その冷気に足を凍らされ、身動きが取れなくなったキングジョー目掛けて、ウルトラマンリードが放った数十枚の光輪が降り注いで行く。

 「一気呵成」と名付けられたその技を浴びた鋼鉄のボディは、徐々に外装もろとも切り刻まれようとしていた。
 その攻勢に乗り、ウルトラマンヘリオスとウルトラマンアルミュールも、必殺光線の構えに入って行く。

『テェエェーッ!』
『ディヤァアァーッ!』

 両腕を横に張り出し、両手を頭上と腰部の辺りに来るように回転させた後――腕を十字に交差させて放つ、ウルトラマンヘリオスの「ソルディウム光線」。
 両手首を交差させた後、円を描くようにそれぞれの腕を大きく回し、腕を十字に組んで撃ち放つ、ウルトラマンアルミュールの「アルミュール・スペシウム光線」。

 二つの閃光がやがて一つの輝きとなり、キングジョーのボディに炸裂して行く。さらに外装が剥げ落ち、キングジョーはより無防備な姿を曝け出していた。

『ダアァアッ!』
『ヤァーッ!』

 その隙を見逃すほど、ギガロとブルーマンは甘くはない。
 カラータイマーに太陽光線と自身の全エネルギーを集束させたギガロは、その中心点から必殺の「プラズマヴァイス光線」を照射していた。灼熱の閃光を浴びたキングジョーの全身が、無惨な姿に爛れて行く。

 ブルーマンも念力により精製されたボウガン「ブルーアロー」の引き金を引き、その光の矢でキングジョーのボディを射抜いている。
 ブルーハープンの切っ先に続き、ブルーアローの矢にまで貫かれたキングジョーは、大きくよろめいていた。

『ディヤァアァァッ!』

 そこへ畳み掛けるように、ウルトラマンミラリが額のクリスタルから、光の鞭型光線「ギャザリングレイ」を放射して行く。しなる閃光の鞭がキングジョーの頭部を打ち据え、その体勢を崩していた。

『ヘェアァアアッ!』

 そこに好機を見出したウルトラマンブフは、残されたエネルギーを全身の強化に注ぎ込み、低姿勢の構えで突撃して行く。相手を掴んで地面に叩き付ける「マクゼリオンアタック」が炸裂したのは、その直後だった。

『ダァアッ!』
『ジュアッ!』

 そして、あまりのダメージに起き上がれずにいるキングジョーに「とどめ」を刺すべく。
 スペシウム光線を刀剣状に形成したウルトラマンシュラが、勢いよく地を蹴って跳び上がった瞬間。ウルトラマンメディスは右腕を正面に突き出し、大きく回して左腕と合流させ、十字を組んでいた。

『ジュワァアァアッ!』

 ウルトラマンメディスの必殺光線である、「シフリウム光線」。その閃光が焼け爛れたキングジョーに浴びせられ、黒ずんだボディが崩壊
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