暁 〜小説投稿サイト〜
ウルトラマンカイナ
外星編 ウルトラホピスファイト part8
[1/4]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話

 リーゼロッテ達の眼前で猛威を振るっていたキングジョーは、その常軌を逸したパワーだけを武器に、ウルトラ戦士達を圧倒していた。だが、その規格外な馬力を目の当たりにしてもなお、ウルトラマン達は怯むことなく肉弾戦を仕掛けている。

『……ウルトラマンにばっかり良い格好させるもんですかっ! レーザーがダメならミサイルで吹っ飛ばしてやるまでですッ! 全機、両翼部ミサイルで上空から仕掛けますよッ!』
『了解ッ!』

 だが、キングジョーに立ち向かっているのは彼らだけではない。強さと気高さ、そして美しさを兼ね備えたBURKの女傑達も、ただ見ているわけではないのだ。彼女達は同時に操縦桿を引き上げ、キングジョーの頭上を取るように急上昇して行く。
 リーゼロッテ機を筆頭とする10機のBURKセイバーが、両翼部に搭載されている奥の手(ミサイル)の安全装置を同時に解除したのは、その直後であった。

『1発限りなのですから無駄撃ちは許しませんよっ! 外した子には私の足を舐めてもらいますからねっ!』
『隊長こそ外さないでくださいよっ!』

 レーシングシート状の操縦席にむにゅりと乳房を押し当てながら、むっちりとしたヒップをぷりんっと突き上げて操縦桿を握り締めている、BURKセイバーの美女パイロット達。リーゼロッテを筆頭とする彼女達も、その命を愛機に託し、この戦場の空を駆け抜けているのだ。

<i12626|39003>

『ざぁこ、ざぁこッ! よわよわロボットッ! 私達BURKを、無礼(なめ)るなッ!』
『はぁあぁあぁあーッ!』

 愛機が空を切るたびに飛び散る健康的な汗に、甘い女の芳香を滲ませて。しとどに汗ばんだ肉体を前方に傾け、扇情的な曲線を描く背を弓なりに反り。安産型の桃尻をばるんっと後方に突き出しながら、彼女達は上空からの急降下攻撃を仕掛けていた。その衝撃により、レオタード状の戦闘服がより深く、彼女達の鼠蹊部に食い込んで行く。

『見ろ! リーゼロッテ達が上昇して行くぞ……!』
『……皆、今だ! 全員でキングジョーを抑えろッ!』
『おうッ!』

 一方。シュラを筆頭とするウルトラマン達は、BURKセイバー隊の挙動から急降下攻撃の角度を予測し、同時に動き出して行く。キングジョーは一斉に組み付いて来た彼らに手足や身体を掴まれ、身動きが取れない状態に陥ってしまうのだった。
 そして――その内部機構が露出している箇所を狙い。濃厚なフェロモンを滲ませた汗を、その肉体から振り撒く美女パイロット達は、両翼の下部に搭載されたミサイルの引き金を引く。

『いっ……けぇぇえぇーッ!』

 両翼から解き放たれた弾頭の豪雨がキングジョーの頭上から降り掛かり、外装に守られていない機構部分を次々と吹き飛ばして行った。
 ライトンR30爆弾
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ