外星編 ウルトラホピスファイト part7
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う世知辛い側面が、彼女達をごく一般的な幸せから遠ざけているのである。
数少ない共通の悩みを抱えている2人は、疲労しているわけでもないのに深々とため息を吐き出していた。それでもペースやフォームが全く乱れていないのも、ある種の「経験」の賜物なのかも知れない。
そんな彼女達にピッタリと付いて行っている2人の爆乳美女は、しとどに汗ばむ白い柔肌から甘い匂いを振り撒き、むちっとした太腿を振って地を蹴っている。たわわに弾む乳房と巨尻の躍動が、すれ違う男性整備士達の視線を奪い去っていた。
「……さすがはイタリア支部を代表するエースパイロットだね、アルマ。僕やクーカさん達にピッタリと付いてくるなんて」
「ふふんっ、甘く見ないでよね? 私だって伊達に鍛えてないんだからっ!」
ミディアムウルフカットのブラウンの髪を靡かせる、イタリア支部出身のアルマ・フィオリーニ隊員。M字バングに切り揃えた紺色のショートヘアを弾ませる、中国支部出身の劉静隊員。
94cmという彼女達の豊穣な爆乳は、肌に隙間なく密着している戦闘服の中からも、その存在感をこれでもかと主張している。安産型の白い巨尻もむっちりと食い込んでおり、しとどに汗ばむ彼女達の肉体に秘められた濃厚なフェロモンは、そのレオタード状の戦闘服の中でじっとりと熟成されていた。
「……アルマはいつも頼もしいな。その手腕で是非とも、僕のことも守って欲しいものだね」
「ふっふーん、いいよいいよー! 劉静も皆も、私が守ってあげちゃうんだからっ!」
ボーイッシュな美貌をアルマの頬に寄せ、劉静は「男役」さながらの低い声で妖しく囁く。気障な佇まいとその怜悧な眼差しで、多くの女性隊員を虜にして来た彼女の甘い言葉に、アルマはすっかり気を良くしていた。
特に人口が多い中国支部から選抜されただけあって、劉静は単座機のパイロットとしても非常に優秀なのだが、本人は複数人で搭乗する大型爆撃機のナビゲーターを希望しており、「程々に黒幕でいられて、そこから気ままに献策できて、程々に命令される、というくらいが性に合っている」とまで公言している。
そのため、体良く他人を利用しようとしているのではないか……と噂されることもあるのだが、本人は全く悪びれることなく飄々としている。そんな彼女の蠱惑的な囁きに気分を良くしているアルマは、さらに走るペースを早めていた。
「はぁ、はぁっ……! や、やっぱりあいつら速いねー……! エリー、まだ行けるっ!」
「はっ、はぁうっ……! だ、大丈夫ですナターシャさん、まだ頑張れますっ……!」
そんな彼女達に合わせるように、その後方では2人の美女が息を切らして速度を上げている。
褐色の柔肌に汗の匂いを滲ませ、ウェーブが掛かった薄紫色のロングヘアを靡かせている
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