外星編 ウルトラホピスファイト part1
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にはごくりと息を呑んでいたというのに、弘原海だけはまるで気にも留めていなかったのである。付き合いの長さが為せる慣れ、というものなのかも知れない。
――だが、BURKスコーピオンの乗組員達を惑わせていたのは琴乃だけではない。この宇宙船に同乗しているもう1人の爆乳美女は、彼女以上に濃厚なフェロモンを、その白く豊穣な肉体から振り撒いていたのである。
「焼け跡を見る限りだと、光波熱線の照射によるものと考えられるけど……規模があまりにも桁違いね。星ごと焼き尽くすなんて、一体どんなエネルギー量を放射すれば実現出来るのかしら……」
「光波熱線……!? シャーロット博士はこの惨状が……あのスペシウム光線のような、光波熱線の類によるものだと仰るのですか……!?」
「地球人類の物差しで測れる範囲なんて、たかが知れてるのよ……駒門隊員。私達が知っている光線技なんて、彼らにとっては軽いジャブに過ぎないわ。ゾフィーのM87光線だって、地球上で観測された照射は本来の威力の1/10以下ではないかとも言われているくらいなのだから」
「……途方もない、とはまさにこのことですね……」
ウェーブが掛かった、艶やかなプラチナブロンド。その髪をボブヘアーに切り揃えている、眼鏡を掛けた色白の女性科学者――シャーロット博士だ。
BURKスコーピオンと共にオーストラリア支部から派遣されて来た彼女は、宇宙人の文明力や科学力に関する研究を専門としており、今回の調査に協力するために同行して来たのだが――その熟れた極上の女体は、琴乃すらも思わず「禁断の高鳴り」を覚えてしまうほどの色香を放っているのだ。
ぷっくりとした蠱惑的な唇に、濡れそぼった妖艶な眼差し。透き通るような色白の柔肌に、178cmという長身。そして推定Mカップという琴乃を凌ぐ特大の爆乳に、安産型の豊穣な爆尻。
さらに、その熟れた白い肉体を伝う汗からは――雄の本能を刺激する芳しいフェロモンが漂っていた。地表を焦土に変えた光波熱線の影響もあり、しとどに汗ばんだ彼女の肉体からは芳醇な「オンナ」の香りが漂っているのだ。乗組員の男達も、彼女の蠱惑的な肉体と芳香には毎日のように頭を抱えていたのである。
「なぁに、この星を滅ぼした奴らと今すぐやり合おうってわけじゃあねぇんだ。今からあれこれ不安がってたって、何も分かりゃあしねえよ。為せば成る、その精神で行こうや」
「弘原海隊長……」
「……ふふっ。あなたみたいな単純なタイプが結局、誰よりも早く道を切り開いて行くものなのかも知れないわね。弘原海隊長」
「よせよシャーロット博士、褒めたって何も出て来やしないぜ?」
……が。そんな爆乳美女2人が、すぐ近くで特濃の芳香をその熟れた肉体から振り撒いているというのに。
弘原海は眉一つ動かすことなく着陸を成功させ
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