暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第93話 三大勢力よ、いらっしゃい!初めての異世界旅行、これがグルメ界だ!
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手で攻撃を放ってるのにあの人は合わせた腕のみでそれ以上の攻撃を放てるんだよ、親父の凄さに隠れるけどこの人も十分人外だ。


「レッグ・ナイフ!!」


 一瞬の隙をついて接近した俺は足でのナイフを放った。


「蟒蛇斬り!!」


 その一撃を茂さんは足から放った蛇のような斬撃で打ち消した。


「ダブルフォーク・ダンシング!!」
「八岐大蛇!!」


 今度は両手での連続攻撃を繰り出すと、茂さんは両腕から高速のラッシュを放ち俺の攻撃にぶつけてきた。


 最初はなんとか打ちあえていたが、直ぐに不規則に放たれる攻撃の嵐についていけなくなり背中に一撃を受けた。


「ぐっ……レッグ・フォーク!!」
「蛇腹突き!!」


 体勢を崩しながらも放った足でのフォークを、茂さんは腕から放った蛇のような動きをする打撃で突き破ってきた。俺は腕を組んで更にフォークシールドで防ごうとするが凄まじい衝撃にふっとばされた。


「がはっ!?」


 俺は肺から息を吐き出すほどの衝撃を受けたが、直ぐに立ち上がった。茂さんは腕を組んで追撃はしてこなかった。


「やっぱ強いな、茂さんは……だがよ、俺だっていつまでもあんたらの背中を追ってばかりいるガキじゃないんだぜ!それを証明してやる!!」


 俺は茂さんに目掛けて一直線に走っていく。そして赤龍帝の鎧を纏ってブーステッド・釘パンチの体勢に入った。


「15×2で30連!!ブーステッド・釘パンチ!!」
「蛇王・撃龍衝!!」


 俺は必殺のブーステッド・釘パンチを放ち、茂さんは両腕をねじるように重ね、一気に解き放つ。すると腕から巨大な蛇のような一撃が放たれて俺の一撃とぶつかった。


「ぐううぅぅぅぅ……!!」
「ぬうううぅぅぅぅ……!!」


 凄まじい衝撃が辺りを振るわえた。最初は拮抗していたと思っていたが茂さんが力を加えると俺の一撃をかき消して俺を吹っ飛ばした。


 錐揉み回転しながらアリーナを覆うアクリル板にぶつかった。まさか身をもってこのアクリル板の頑丈さを思い知る事になるとはな……


「くっそ〜……やっぱ遠いなぁ」
「いや、予想以上に強くなっていて俺も驚いた。見ろ、以前は傷もつかなかったのに今は右腕に傷を負っている」


 茂さんはそう言うと自身の右腕を俺に見せてきた。確かに斬り込みが入ってるな。


「それでもまだまだだよ。もっと修行して絶対に茂さん達に追いついてやるからな」
「なら俺もそれを楽しみにしておこう。いつかお前と飲む極上の酒を用意してな」
「そりゃ楽しみだ」


 差し出された手を掴んで立ち上がり茂さんと握手を交わした。その様子を見ていた観客たちは先程より大き
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