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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第93話 三大勢力よ、いらっしゃい!初めての異世界旅行、これがグルメ界だ!
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!」
「はっはっは、すまんすまん!」
俺は親父に急にコロシアムに出ろと言われて驚いた。不満はあるがまあ仕方ないと思いコロシアムに向かった。
「久しぶりだな、ここに入ったのも……」
まだ駆け出しだった頃、このコロシアムで猛獣と戦ったこともあったな。最後に入ったのは初めてテリーと出会ったときか。
俺の登場に観客たちのボルテージは最高潮になりかなり盛り上がっている。
『これより美食屋イッセーとIGO副会長の茂松様との手合わせをご覧いただきます。この試合は賭けは出来ませんが余興としてお楽しみください』
アナウンスからそう言った説明がされて茂松さん……いや茂さんがコロシアムの中に現れた。
「茂さんと手合わせか、久しぶりにするな」
「お前がどれだけ強くなったか楽しみにしていた。さあ、やろうか」
茂さんは鼻に付けていたノーズグリップを外すと閉じていた左目を開眼させて筋肉を肥大させる。俺も戦闘態勢に入った。
「行くぞ!」
俺は茂さんに接近すると左手でパンチを放った、茂さんはその攻撃を右足を上げて膝でガードする。
「ぬぅん!」
今度は茂さんがパンチのラッシュで反撃してきたのでそれらをかわしてナイフで攻撃を仕掛けた。
「甘いわ!」
だが茂さんは簡単にナイフを掴んで防いでしまう。そのまま壁に向かって俺を振り回して叩きつけようとする。
「させるか!」
だが俺は叩きつけられる寸前に両足で壁に着地してその反動を利用して茂さんに蹴りを放つ。茂さんは片腕でそれを防ぐが、緩くなった拘束を外して距離を取った。
俺達の攻防に見ていた観客たちも歓声を上げる。
「ふふ、中々に強くなったな。イッセー」
「はっ、相当手加減してるくせによく言うぜ」
「ならもう一段階ギアを上げて行こうか」
茂さんはそう言うと腕を蛇の口のように構える。あの技はまさか……!?
「空を穿つ牙……『
空牙
(
くうが
)
!!』
すると茂さんの手から牙のような衝撃波が放たれた。
「フライングナイフ!!」
俺はそれをフライングナイフで相殺する。
あ、あっぶねぇ……!もし茂さんが加減してくれてなかったら俺のナイフを打ち消してコロシアムに大きな風穴を開けるところだったぜ……!
「いきなりそんな大技を使うな!加減してるとはいえ俺が避けたらどうする気だったんだよ!?」
「お前は避けんさ、そういう男だろう?さあ、もっといくぞ!」
「この隠れ酒好きの戦闘狂め!」
連続して放たれる空牙をフライングフォークやナイフで相殺していく。
というか何で俺は両
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