暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第93話 三大勢力よ、いらっしゃい!初めての異世界旅行、これがグルメ界だ!
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と言えばそうなんだけど……
だが三大勢力のトップたちは親父が現れたのを見て更に警戒心を強める。相当警戒しているな……
「はっはっは、そう警戒するな。なにもとって食おうとしてるわけではないじゃからな」
「……アンタを前にして気なんて緩められるかよ」
あのアザゼルさんですらかなり警戒している。
「なんじゃ、お互い酒を飲み合った仲じゃないか」
「あの時は普通の爺さんだって思ってたからだ。あんなバケモンたちを圧倒するような人間だと知ってたら一緒には飲まなかったよ」
「そうか、なら土産として持ってきたG×Gの酒はいらんか」
「いや、それはくれ」
シリアスな空気を壊してアザゼルさんがそう言った。それを聞いたサーゼクスさんは苦笑してミカエルさんは厳しい視線を彼に向ける。
「アザゼル、今はそんな事を気にしている場合じゃないでしょう!」
「いやだってあの酒本当に美味いし……」
「はっはっは!素直で結構!」
親父はそう言ってアザゼルさんにお酒を渡した。さっきまでのシリアスな空気よりはマシだけどなんか閉まらねえよな……
「さて、それでは移動しようか」
「移動……?話し合いはここでするのでは?」
「お主らも実際に目で見た方が早いじゃろう?招待しよう、グルメ界にな」
親父はサーゼクスさんにそう言ってニヤリと笑った。
俺達はサーゼクスさん達を連れて地下にあるボンゴレ・リングに向かった。
「この辺りには魔力を遮断する魔法陣が設置されているみたいだね。通りで透視魔法や察知系の魔法が通じないと思ったよ」
「それだけの物がここにあるんですよ……これがそうです」
俺はサーゼクスさんに魔力を遮断する魔法陣が必要だと話してボンゴレ・リングを見せた。
「この機械の輪は?」
「これが異世界を渡る装置、通称『ボンゴレ・リング』じゃ。そこにいる異次元七色蝶の持つ次元力を使い異世界を渡ることが出来るんじゃ」
「珍しい蝶だな……ちょっと近くで拝見させてもらおうかなっと」
「近寄らんほうが良いぞ」
アザゼルさんはシュウに近寄ろうとするとすさまじい警告音が鳴りだした。
「な、なんだ!?」
「シュウ……異次元七色蝶は凄く繊細な生き物なんですよ、気に入っていない生物が近寄るとストレスで死んでしまうんです。だからこの装置が完成するまでは俺達とオカルト研究部、あと教会組しか異世界を行き来することができなかったんです」
「因みにシュウを入れている新しいケースはグルメ界と呼ばれるG×Gにある危険地帯から取ってきた物質で出来ておる。リアスちゃんやサーゼクス殿以外では破壊するのは難しいじゃろうな」
俺はアザゼルさんにシュウの生態
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