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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第五百七話 和歌山の馳走その五

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「貴殿は同業者になれる素質があるであろーー」
「だから僕はあくまで料理人であってだよ」
「いや、貴女のお話を聞いたらね」
 クイーン=エリザベスも言ってきた。
「裏も裏、真っ黒だから」
「君もそう言うのか」
「若し改心していなかったら成敗していたわ」
 こう断言した。
「悪人としてね」
「全く。僕は言われ放題だな」
「ご自身の娘さんに悪いことしたら駄目です」
 リネットは真面目な顔で怒って言った。
「もう二度としないで下さい」
「今度そんなことしたらぶっ飛ばすからな」
 キラー=クイーンは本気だった。
「おっさん覚悟しろよ」
「だから僕はもうしないと言っているじゃないか」
「だから今度だよ」
「しないと言えばしない、僕は約束は守る」
「それはわかるがあんたはどうも胡散臭いんだ」 
 二ノ宮が見てもだ。
「俺もあんたみたいな外見だと警戒するぞ」
「投資の話を持って来てもかい」
「裏を取ってだ」
 そのうえでというのだ。
「決める主義だがあんたは一目見てだ」 
「話を断るのかい」
「そうする」
 絶対にというのだ。
「絶対に胡散臭いかやばい話だからな」
「本当に危険な香りがするわね」
「そうですね」 
 コッコロはキャルの言葉に頷いた。
「この人は」
「改心したって言ってもね」
「危ない香りがします」
「それも無茶苦茶ね」
「君達が僕を心から胡散臭いとは思っているのはわかった」
 薙切薊はマイナスのオーラを漂わせて述べた。
「初対面でこう言われるとはな」
「既に印象最悪だからね」
「そうっすね」
 ドロシーの言葉にコブタが頷いた。
「もう既に」
「聞いてること聞いたら最悪の父親で上司だから」
「もう悪の帝王っすよ」
「というかよく出て来られたでありんす」
 シャルティアも一切容赦しない。
「いい度胸でありんすよ」
「いざという時は協力するわ」
 ルミナは緋沙子にそっと囁いた。
「私が後ろから羽交い絞めにするから」
「それで、ですね」
「一思いにね」
「わかりました」
 緋沙子も真顔で頷く。
「苦しまない様に」
「せめてね」
「私も助太刀します」
 姫和も囁いてきた。
「遠慮なく」
「身の安全には気をつけるべきか」
 薙切薊は心から思った。
「これまで以上に」
「ここまで人望ない人も珍しいな」
 ゾーラも唖然となっている。
「本当に何時か後ろからやられるなこれは」
「しかもその候補者が多過ぎるわね」
 異端審問官のベアトリスが見てもである。
「あまりにも」
「まあ世の中こうした人もいる?」
「そうそういないわね」
 バネッサはチャーミーにこう返した。
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