第74話 帝国からの増援
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だからこれからはわたしも気合を入れて行かないといけないね、未来の女王様を守るのも仕事の内だ。なによりわたしも友達であるクローゼの助けになりたいと思っている。
もう怪盗紳士の時みたいな過ちは犯したりしない、クローゼはわたしが守るよ……!
因みにオリビエも協力員として付いてくることになったよ、リィンは嫌そうな顔をしていたけどね。
その後わたし達は朝練を終えてホテルに戻りまたシャワーを浴びた。その後店に行って朝食を食べることにした。
「やあリィン君、昨日はお楽しみだったみたいだね」
「朝から変な事を言わないでください」
先に来ていたオリビエがわたし達に挨拶してきた。
因みにオリビエが言ってるのは、丁度リィンがわたしとラウラの泊まっている部屋から出てきたのを目撃したことだよ。
まあ知らない人が見ればそういうことしてるとしか思えないよね。
「リィン君も隅に置けないね、フィ―君とラウラ君を両方頂いちゃうなんて……どうだい?今夜僕とも熱い夜を過ごさないかい?」
「そろそろ斬りますよ?」
オリビエとリィンがいつものやり取りをし始める。リィンは嫌がってるけど見てる分には面白い。
「リィン君、昨日フィーやラウラと何かしたのかしら?」
「え、えっと……」
「あはは、エステルちゃんは気にしなくていいと思うよ……」
エステルはわたし達が何をしたのか想像したが、多分意味は分かっていない。クローゼとアネラスはそう言う事を想像しちゃったのか顔を赤くしていた。
一応わたしが一緒に寝ただけ、変なことはしていないとフォローするとエステル達は納得してくれた。まあキスは一杯しちゃったんだけどね。
テーブルに座り店のマスターに大自然の恵み水とハーブサンドを注文する。そしてわたし達の元に料理が運ばれてきた。
「頂きます」
まずハーブサンドを一口齧る。
んっ、フレッシュハーブのほのかな苦みが癖になるね。しゃっきり玉ネギのシャキシャキ感とほっくりポテトのほくほくとした触感が柔らかいパンと相性抜群だ。
そして大自然の恵み水を飲む……爽やかな風味で口の中もさっぱりした。良い組み合わせだね。
「あー、いっぱい運動した後のご飯ってどうしてこうも美味しいのかしら」
「やっぱり食事の最高の調味料って愛情と空腹だよね!」
美味しそうにハーブサンドを食べるエステルとアネラス、それに対してラウラとクローゼは流石貴族と王族の生まれ、上品に食事をしていた。
「そういえばケビンさんは一緒じゃないんですか?」
「ああ、彼は早くに出ていったよ。予定があるらしくてね」
「そうなんですか、
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