第74話 帝国からの増援
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「もう一回寝ちゃおうっと」
わたしの見た夢が余りにも具体的だったから気になったけど、思い出せないからもういいやと思いリィンの腕を枕にしてまた夢の世界に旅立った。
その後わたし達は目を覚ましてシャワーを浴びる、リィンと一緒に入ろうとしたけど流石に断られた。だからラウラと一緒に入ったよ。
さてと、今日も一日がんばろっと。
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朝の海道、人気のない浜辺で激しい戦闘音が鳴り響いていた。
わたしは日課である朝の戦闘訓練をリィンと一緒にこなしている、面倒だけど強くなるためにはそんなことは言ってられないからね。
「やあっ!」
「ふっ!」
わたしは双剣銃を振るいリィンに斬りかかる、リィンはそれをいなして反撃してくる。
リィンの反撃をバックステップで回避した後、牽制で銃弾を撃ち込んだ。リィンはそれを太刀で切り払うと飛ぶ斬撃を放ってきた。
「やるね、リィン」
「フィーもな!」
飛んできた斬撃を双剣銃で十字をかくように斬り付けて四散させる。そして分け身を使い3人になったわたし達は右、上、左からリィンを攻めた。
でもリィンも同じように分け身を使い3人になってそれぞれがわたし達の攻撃を防いだ。
「スカッドリッパ―!」
「疾風!」
高速で動きリィンと激しく切り合っていく。足場の悪い浜辺だけどまるで残像が躍るような攻防をリィンと繰り広げた。
「クリアランス!」
銃弾を弾幕のように放ちリィンの動きを封じる、更に巻き起こった砂煙がわたし達の視界を隠した。
その隙をついてエリアルハイドで気配を消してリィンの死角に移動する。そして分け身を使い挟み撃ちにした。
それに対してリィンは「残月」の構えをとる。あれは相手の攻撃をいなしつつ攻撃するカウンターだ。
わたしはカウンター対策として攻撃が当たる直前にタイミングをずらしてカウンターをさせないようにする。でもリィンはそれに上手く合わせて紅葉切りで反撃してきた。
でもそれは全部分け身、わたしはリィンに生じた一瞬の隙をついてエリアルハイドを解除してリィンの死角から攻撃を放った。
だがリィンは鬼の力を解放して闘気の嵐を巻き起こした。その衝撃で大勢を崩したわたしは少しよろけてしまう。
「チェックメイトだな」
そして背後からリィンに太刀を突き付けられてしまった。負けちゃったか……
「リィン、それはズルいんじゃないの?」
「使っちゃ駄目だなんて言われていないからな。猟兵だからこそあらゆる手を使って勝ちに行く、そうだろ?」
「
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