第10章 アルバレス帝国編
第45話 集結
[4/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
」
グレイ、ジュビア、エルザが口々に言葉を発しながらギルド内に入ってくる。
グレイとジュビア、エルザは、黒魔術教団の浄化作戦を阻止してすぐ、このマグノリアの地へと到着を果たした。
「エルザさん!お久しぶりです!!」
「おお、ウェンディ…少し大きくなったか?」
「いえ、あんまり…」
先ほどのヒノエと同じ質問に、ウェンディはどこか悲しそうな表情を見せる。
「だが、アレンが来たらまずは一発殴らねば気がすまん!!」
「ああ、全くだな…。勝手に抜けておいて、今度は勝手に復活たー、都合がよすぎるぜ!」
エルザとグレイがむむっと怒りを表情に表すと、ヒノエがくすっと笑いを漏らす。
「その割には、足早にここへ来たみたいですが…」
ヒノエの言葉に少し顔を赤らめた。
ナツとハッピー、ルーシィがマグノリアに到着してすぐのこと。ほぼ同時にマグノリアに到着を果たしたカナと合流し、フェアリーテイルのギルドへと向かった。
ルーシィは、一度離れ離れになり、皆が己の道を歩んでいるなか、もう一度集まることができるのかと不安な気持ちを持っていたが、ギルドの扉をあけることで、その不安は一気に吹き飛ぶことになる。
ルーシィの目に、多くの、かつての、いや今も仲間である存在が目に入る。
エルザ、グレイ、ジュビア、カグラ、ウル、ウルティア、リオン、ジェラール、ソラノ、ユキノ、ウェンディ、シャルル、レヴィ、ジェット、ドロイ、ウォーレン、マックス、ナブ、リーダス、ビジター、マカオ、ワカバ、ロメオ、アルザック、ビスカ、ラキ、キナナ、レヴィ、ガジル、リリー、そしてミラ、エルフマン、リサーナは、皆一カ所に集まり、談笑していた。
そんな姿を目にして、ルーシィはあふれ出る涙を止めることができなかった。
「ふっ…遅かったではないか…ルーシィ…」
エルザはそんなルーシィに歩みより、ルーシィの頭を優しく撫でる。
「…よかったっ!私…もうみんなに会えないんじゃないかって…」
ルーシィは涙を拭うようにして言葉を発した。周りの皆も、そんなルーシィを慰めるようにして暫し笑いを生んでいた。ルーシィはそんな雰囲気に更に涙を流し、感動していた。
…だが、その後ウルティアとグレイが発した言葉によって、一気に血の気が引く思いをすることになる。
「まあ、まだ来てないメンツもいるけど…とりあえずはアレンを待つって形ね…」
「しっかし、アレンが集まりに遅いってのは珍しいな?」
2人の言葉に、ナツとハッピー、ルーシィが「げっ!!」と言葉を漏らす。
「ん?どうしたの?ルーシィ?」
「あー…えーと…その…」
ルーシィは一気に冷静さを取り戻し、言いにくそうに事の経緯を話す。…そう、この集結の声掛けは、アレンが一切関係していないことに…。ナツとヒスイ王女が結託する形でアレンの名を使って皆を集め、フェアリ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ