第10章 アルバレス帝国編
第45話 集結
[2/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
のアクノロギアとアルバトリオンの戦いで…アレン殿は…左腕を失っておられる…」
アルカディオスの言葉に、ナツとハッピーは口をあんぐりと開けて目を見開く。
「う、嘘だ!アレンが…左腕を…」
「信じられないのも無理はありません…私も実際に評議院の監視用ラクリマ映像を見るまでは…信じられませんでした…。しかし、確かな情報です…。評議院と王国上層部しか知りえないことですが…」
ナツはヒスイの言葉を聞きながら、暫く狼狽していたが、あることを想いだす。
「そうだっ!あれなら…いにしえの秘薬なら…アレンの腕も目も治せるかもしれねぇ!!」
ナツの言葉に、今度はヒスイ達が驚きの表情を見せる。
「いにしえの…秘薬…ですか?」
「ああ、どんな傷も死んでさえいなけらば忽ち治せる薬だ…昔、アレンがエルザの潰された目を治したときに使った薬なんだが、その時のが最後だったみたいで、アレンの目を治せずにいたんだが、スタークっていうやつからもらってたんだ!それをアレンに渡そうとした矢先、フェアリーテイルを抜けちまったもんだから渡せずじまいでよ…」
ヒスイの驚きの声に対し、ナツはなんとか頭と言葉をひねって説明をして見せた。
「そんな神の力のような薬が…」
「そ、それは今どこに…」
アルカディオスとダートンも酷く狼狽した様子を見せる。
「…あの時のままなら、エルザが持ってるはずだ…。エルザのことだ、きっと、いや絶対今も大切に保管しているはずだ…」
ナツは確信したかのように拳を握りしめ、ヒスイ達に背中を向ける。
「俺は一旦マグノリアに帰る。そして、アレンとエルザを探す!」
「であれば、王国もアレンさんとエルザさんの捜索に力を貸しましょう。いえ、手助けさせて下さい!」
ナツとヒスイは、希望を見出したかのように言葉を発した。それを聞いたハッピーが、閃いたように口を開いた。
「なら、他のフェアリーテイルのメンバーも探してよ!…フェアリーテイルを復活させるから!!」
「おお、そりゃナイスアイディアだ!ハッピー!!」
ナツとハッピーがハイタッチする様子を見て、ヒスイは複雑な気持ちを見せる。
「それは、その…ナツさん達の一存で決めてよろしいのですか?」
「何言ってんだ…。俺たちのギルドだ!!俺たち皆が復活を望んでる!!…アレンがフェアリーテイル復活させようとしてると言ってくれれば更に皆の集まりはいいだろう!!」
「ナツ!!それ、ナイスアイディアだよ!!!」
ヒスイの心配事などいざ知らず、ナツとハッピーは大胆にもアレンの名を使ってフェアリーテイルを復活させようとしていた。
その言葉を聞き、ヒスイは一つの言葉を思い出した。それは、1年前、アレンがヒスイに対して発した言葉あった。その時の真剣な様子のアレンを思い出し、ヒスイは少し顔を赤らめて見せる。そして、何かを決意した
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ