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八条学園騒動記
第六百六十八話 敵は必ず敗れるその十二

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「あの者達もじゃ」
「強くて」
「戦闘民族と言ってよかった」
 バイキング達もというのだ。
「実にな」
「バイキングは船、ですね」
「そして海や川でな」
「暴れ回っていて」
「あの者達も非常に強くな」 
 それでというのだ。
「戦闘民族とじゃ」
「言ってよかったんですか」
「実際強かった」
「戦闘力も高かったんですね」
「船でいきなり来ていきなり去るのも効果があったが」 
 即ち奇襲である、バイキングは海や川に面しているなら何時来るかわからなかったのでこのことも恐れられたのだ。
「やはり強かった」
「身体が強くて武勇もですね」
「備えていたからのう」
「それで強かったんですね」
「そうであった、その強さはな」
 博士はさらに話した。
「モンゴルと双璧を為しておった」
「当時のエウロパ、欧州ではですね」
「東から来る脅威にな」
「海や川から来る脅威ですね」
「どちらも悪魔の様に恐れられていたのじゃ」
「そこまで強かったんですね」
「だからわしも戦ってな」
 そうしてというのだ。
「楽しかった」
「そうでしたか」
「戦って強い者は面白い」
「だから博士も仕掛けますね」
「そういうことじゃ」
「それで連合軍に対しても」
「連合軍弱兵と言うが」
 博士はまたこのことについて指摘を行った。
「一面だけを見てじゃ」
「言わないことですね」
「訓練は確かに重要であるが」
 強力な軍を作り上げる為にである。
「しかしな」
「それだけじゃないんですね」
「そういうことじゃ、連合軍は数に装備にな」
「物量にシステムにですね」
「戦術等もしっかりしておるからな」
 今挙げられたもの全てがというのだ。
「非常にじゃ」
「強い軍隊ですね」
「だからわしも今こうしてじゃ」
「戦いを挑まれたんですね」
「そしてな」 
 博士は野上君にさらに話した。
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