229 立ちはだかる妨害者
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ったロベスピエールの連中だ!!」
「ロベスピエール・・・!?」
「羽柴奈美子さんの娘の煮雪あり君達と先程戦っていた相手だ!」
「ありが!?」
先代の護符の所有者は地図を確認する。安藤りえを取り返しに行かんと動く次女の点があった。更に夫の悠一やりえの友達、彼女らの協力者もいる。
「ありも追い掛けてるみたいなんね」
「もしかしたらかよ子達と合流するかも」
「兎に角、連絡しておこう」
「私がやるわ」
まき子は通信機を取り出した。
かよ子達の元に通信機が鳴る。
「こちら山田かよ子」
『かよ子、お母さんよ』
「お母さん!?」
『今かよ子達の所に敵が来てるわ!準備するのよ!』
「で、でも、杖がないと・・・」
『その羽根で守ったりするのよ!後は他の皆に任せるなりすればいいわ』
「あ、うん!」
(そうだった・・・。またおっちょこちょいしちゃったよ)
「よし、山田かよ子!我々を羽根から降ろして戦闘態勢に入らせるのだ!お主は羽根で我々を結界で守るなどをせよ!」
「うん・・・!」
次郎長の命令でかよ子は羽根を降ろし、皆はそこから降りた。
「何奴、出会え!」
友蔵は歌舞伎の真似をしながら吠えた。
「爺、お主は羽根から降りんでも良かったんじゃねえか?」
仁吉は言った。
「じゃが、儂はまる子を守る為に・・・」
「死んでもしらねえよ!」
その時、爆発音が遠くから聞こえた。
「来たか!?」
次郎長は刀を降るう。爆風がかよ子達の元へと襲って来た。それを次郎長の刀によって地面の壁が作られ防がれた。
「来たか、奴等が!!」
その時、次郎長が作り出した土の壁が粉々に八つ裂きにされた。
「何!?」
かよ子達に無数のギロチンの刃が飛ぶ。
「い、嫌ーー!!」
かよ子の防御の武装の能力が発動された。ギロチンの刃は弾かれ、消滅した。
「はあ〜、ワシゃ死ぬかと思ったよ」
友蔵が安堵した。
「我らのギロチンを異能の能力だけで回避するとは相当面倒臭い奴等だな」
四人の男が現れた。
「貴様らが我々の妨害者だな!?」
「ああ、取った杖を奪い返されんようにせよと房子様から言われているんでな!」
「ダントン、マラー、戦闘開始だ!」
「よし!」
「くたばって貰うぞ!」
杖を取り返すにはこの集団を突破しなければならない。
「マラー、あの小娘を殺しに行けるか!?」
「あいよ!」
マラーと呼ばれた男は動き出す。
「なぬ!?させるか!」
石松や小政、綱五郎の迎撃をかわしてマラーはかよ子へと近づく。
「な・・・!」
「さて、お嬢ちゃん、手術の時間だ」
かよ子は目を瞑る。マラーは跳ね飛ばされた。
「流石、異能の能力だな。先ずはそれを消させて貰うように施すか!」
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