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ドリトル先生のダイヤモンド婚式 
第九幕その二

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「今も賑やかなんだよ」
「シャッター街になってないね」
「駅前の商店街よくそうなってるけれど」
「地方都市の駅前なんか酷いね」
「もう寂れきって何もない」
「そうなっているけれどね」
「そうなっていることを思うと」
 それこそというのです。
「この商店街はいいよ」
「そうだよね」
「賑やかでね」
「努力の結果が出ているね」
「本当に」
「心から思うよ、鉄道もただ列車が走るだけじゃないんだ」 
 それに留まらないというのです。
「これからも栄える為にはね」
「努力が必要だね」
「これからも」
「そうしたら駅前も賑やかでいられて」
「乗る人もいるわね」
「そういうことだよ、しかしね」
 先生は商店街の中を歩いて左右のお店を目で見て回ってもいます、そうしながらこうも言いました。
「この商店街は本当にいいお店が並んでいるね」
「そうだよね」
「お陰で行く場所に困らない位だよ」
「何かとね」
「そうだよね」
「美味しいお店も多いし品揃えも充実していて」
 そうしてというのです。
「いいよね」
「そうだよね」
「どのお店もそうだね」
「色々な種類のお店があるだけじゃなくて」
「どのお店もいいお店だよね」
「バラエティーにも富んでるしね。本屋さんもね」
 見れば商店街の中には本屋さんもあります、見れば昔ながらの商店街にある感じの昭和を感じさせる外観です。
「あるしね」
「あるね、実際に」
「ああしたお店に入って本を買うのもいいわね」
「風情もあるし」
「先生もあのお店よく入るしね」
「そして本を買ってるわね」
「何かとね。漫画も買うしね」 
 先生は色々な本を読んでいてそちらもよく読んでいるのです。
「ライトノベルもね」
「そうだよね」
「先生色々な本読むからね」
「漫画もライトノベルも読むね」
「どれもね」
「純文学も哲学書も読むけれどね、そうした本もね」
 漫画やライトノベルもというのです。
「読むよ」
「先生前言ってたね」
 トートーが言ってきました。
「漫画ヤライトノベルは下手な哲学書を越えてるって」
「変な哲学書より漫画読む方がいいってね」
 ホワイティも言います。
「先生言ってるね」
「哲学書が凄いんじゃないってね」
 ジップも先生に言います。
「罹れてる内容次第だって」
「哲学書でも駄目な本は多い」 
 チーチーはこう言いました。
「先生言ってるよね」
「それもいいと言われてる思想家の本でも何を書いているかわからなかったりする」
 ポリネシアは今は哲学的なお顔になっています。
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