第五百六話 男湯の方その十八
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「人格は自分でもいいとは言わぬぞ」
「悪人じゃないです」
翔介が答えた。
「全く、ですが」
「それでもだな」
「自重されないところが」
どうしてもというのだ。
「問題です」
「リムルにも言われる」
「そうした風とですね」
「うむ、そして自覚している」
「力は強いんですよ」
ヴォーレンもヴェルドラに話した。
「そして悪い人いえ竜ではです」
「ないか」
「ですからやんちゃと言われますと」
「その通りだな」
「俺も否定出来ません」
そうした性分だというのだ。
「やはり」
「まあ静かなヴェルドラさんは想像出来ないな」
ガレスは笑って話した。
「それはそれでいいさ」
「そうなのか」
「ああ、ただリムルさんの言うことはな」
「聞くべきだな」
「やっぱりな」
「しかも戦闘力が桁外れですから」
最澄はヴェルドラのこのことを話した、ヴェルドラの強さはそれぞれの世界の者達の中でもかなりのレベルなのだ。
「暴れられると」
「周りが大変か」
「はい、ですから」
それ故にというのだ。
「何もされない時は」
「漫画を読めばいいか」
「そうしてくれると有り難いです」
「ミリムもだ」
蛭湖は彼女のことを話した。
「やはり悪い人ではないにしても」
「強さがね」
葵は少し苦笑いになって述べた。
「桁外れだからね」
「僕も迂闊に相手出来ない位だ」
「僕もだよ」
「だから普段は食べるか寝ていてくれたら」
「有り難いね」
「正直に言わせてもらうと」
「ううむ、我等は災厄と言われるが」
ヴェルドラは自分の顎に手を当てて述べた。
「事実そうなのだな」
「ああ、悪いけれどそうだ」
アルデバランもこう答えた、風呂の中でも仮面を被っている。
「だから自重してくれとは言わないがな」
「漫画でも読んでか」
「普段は大人しくしてくれよ」
「そして訓練や戦いの時にだな」
「宜しく頼むな」
「では普段通りにそうしていよう」
「そういうことでな」
こうヴェルドラに話した。
「これからの最後の戦いも頼むな」
「それではな」
「しかしライダーの人達にも匹敵する戦力であります」
ヴィルヘルムはこのことを素直に述べた。
「頼りにさせてもらいますぞ」
「そう言うヴィルヘルムさんもですよ」
リグルドはヴィルヘルムに声をかけた。
「本当に」
「私もですか」
「そのお強さですから」
だからだというのだ。
「これからも」
「では期待に沿う様にします」
「宜しくお願いします」
「皆頼りにしてるよ」
葛葉は正直に述べた。
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