第五百六話 男湯の方その十六
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「それよりも前に突き進むことだ」
「アスタはその方がいいよな」
加賀美が見てもだ。
「絶対にな」
「そうだ、突き進んでだ」
「目の前の壁を打ち破るべきだな」
「なまじ考えるとな」
アスタがそうすると、というのだ。
「よくない」
「それは俺もだな」
ガウルは天道質の言葉から自分もと考えた。
「下手に考えるよりもな」
「動く方がいいですな」
「そう思ったぜ」
「その通りかと」
ゴドウィンは自国の王子に冷静な声で答えた。
「ガウル様も」
「やっぱりそうだよな」
「人にはそうした方がです」
「いい結果が出るってことあるな」
「それがです」
まさにというのだ。
「アスタ殿もガウル様も」
「突き進むことだな」
「はい、そしてです」
そのうえでというのだ。
「正面から壁を壊してです」
「その先に行くことだな」
「それが大きな結果をもたらします」
「そうだな、じゃあこれからもな」
「さの様にされて下さい」
「実際にそうしていくな」
「それでは」
「突き進んでいい時も多い」
草加も言った。
「考える時も必要な時もあってだ」
「草加さんも突き進む時があるな」
「そうだな」
風間は大和の指摘に頷いた。
「時としてな」
「そうだよね」
「そして敵を倒してな」
「戦局を変えるね」
「無闇に突撃はしないがな」
草加は自分の戦闘スタイル性格から来るそれも話した。
「だが状況に応じてだ」
「そうですよね」
「突進しますね」
「状況に応じてだ」
そうするというのだ。
「俺はな」
「必要な時は突き進んでいいんだよ」
北岡も言うことだった。
「俺もそうする時あるだろ」
「はい、そう言われますと」
「北岡さんもですね」
島津と師岡が北岡の言葉に頷いた。
「前に出られますね」
「そうした時がありますね」
「それが一番いいと思ったらな」
その時はというのだ。
「城戸程じゃなくてもだよ」
「突進されて」
「敵を倒してますね」
「俺は銃火器がメインだから遠距離戦が主だけれどな」
それでもというのだ。
「そうした時だって思ったらそれでもだよ」
「突進して」
「そしてですね」
「敵を倒してるさ」
「時と場合って大事だからな」
泊もそれははっきりわかっている。
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