西ゼムリア通商会議〜西ゼムリア通商会議の開催〜
[10/17]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ルまでエレボニアに”賠償”を求めるなんて……!)
(残念ではあるけど、エレボニアに賠償を求める女王陛下達の判断は決して間違ってなんていないし、むしろ”賠償を求めない方が問題になる”と思うよ。)
(そうですわね。ただでさえ”アルスター襲撃”という冤罪を押し付けられた事で”百日戦役”での恨みも含めてリベールの国民達のエレボニアに対する”怒り”は高まっている上実際に侵略までされかけたのですから、それらに対して何の賠償も求めなければ、リベールの国民達がリベール王家や政府に対して強い不満や怒りを抱かせてしまう事へと発展してしまいますもの。)
(戦争に負けたのならまだしも、戦争に勝った以上、リベールがエレボニアに賠償を求めなかったらリベールの人達が女王様達の判断を許さず、その件でリベールに混乱が起こるかもしれないから、それを防ぐ為にも女王様やクローゼ達はエレボニアに賠償金を求める事を決めたんでしょうね……)
アリシア女王が口にした信じ難い答えに驚いているミントにヨシュアとフェミリンスは小声で真剣な表情で説明し、エステルは複雑そうな表情で呟いた。
「次に”アルスター襲撃”の件での”エレボニア帝国政府が作り上げたリベールへの冤罪”の件につきましては、エレボニア帝国政府や軍部の主戦派――――――メンフィル・クロスベル連合の言葉を借りれば”テロリストとされているオズボーン宰相達による独断であって、アルノール皇家やエレボニア帝国自身の意志”ではないと認識していますので、今後永遠にリベールとの友好関係を崩さない事もそうですが、リベール・エレボニア間で何らかの問題が発生した場合、”武力行使による解決以外の解決方法を取る事”を約束して頂く事でエレボニア帝国と和解するつもりです。」
「なんと……リベールまでエレボニアに賠償金を要求するおつもりとは………」
「フフ、リベールは”百日戦役”の件もありますから、エレボニアとの戦争に敗北したならまだしも、勝利した以上少なくても賠償金を要求しなければ戦争に参加した兵達もそうですが国民達がリベール王家や政府に反発する可能性は十分に考えられますから、幾ら”不戦条約”を提唱したリベールと言えど、今回の戦争でエレボニアがリベールに対して犯した”罪”を”無罪放免”という訳にはいかないのですから、女王陛下達リベール王国の決断は当然かと思われますが。」
「それは…………」
アリシア女王が説明を終えるとアルバート大公は信じられない表情でアリシア女王とクローディア王太女を見つめ、アルバート大公に説明をしたルイーネの説明に反論の言葉が見つからないルーシー秘書官は複雑そうな表情で答えを濁した後辛そうな表情でクローディア王太女を見つめた。
「ほう。リベールもエレボニアに”賠償金”を求めるとは正直驚いたぞ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ