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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
西ゼムリア通商会議〜西ゼムリア通商会議の開催〜
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の為に”第四機甲師団にクロイツェン州全土を焦土に変えさせるという正にテロリストが行うような鬼畜の所業”を行った事もそうですが内密に猟兵団や暗殺者を雇い、自国の領民達を虐殺しようとした事件―――”アルスター襲撃”や自国の皇帝を暗殺しようとした事件―――”ユーゲント三世暗殺未遂事件”を起こしたのですから、”テロリスト認定”されて当然かと。現に今のエレボニアの政府や軍がテロリストに堕ちた事を悟り、テロリストと化した政府や軍を正す為に結成されたエレボニアの勇士達――――――”ヴァイスラント新生軍”が存在しているではありませんか。」

「私達新生軍の件もそうですが、メンフィル・クロスベル連合には焦土と化したクロイツェン州に復興の為の支援や治安維持を今も行って頂いていますし、クロイツェン以外の他の州に関しても連合による”治安維持”は行っていますが、”物資の徴収や略奪”等と言った”侵略行為”は行っていない事はヴァイスラント新生軍が保証致しますわ。更に皇家の方々には一人も危害を加えていない上、銃撃された陛下がエレボニアにとっては戦争相手国であるクロスベルの領土内にある”聖ウルスラ医科大学病院”への入院並びに手術の要請を受け入れて頂けたのですから、連合は当然として我々新生軍の行いは”陛下の信頼を裏切ったギリアス・オズボーンを首謀者とするテロリストに支配されたエレボニアを救う行為”であると認識しておりますが。」

「そ、それは…………」

「むう………」

「…………………」

「やれやれ、ミルディーヌ君が連合に味方する事はわかってはいた事だけど、君もエレボニアの代表者の一人であるならばもう少し私達エレボニアの事をフォローしてくれないかい?」

アリシア女王の指摘に対する反論をセシリアは説明した後ミルディーヌ公女に視線を向け、視線を向けられたミルディーヌ公女はセシリアの説明の捕捉をし、二人の説明に対して反論ができないクローディア王太女は複雑そうな表情で答えを濁し、アルバート大公は複雑そうな表情で唸り声をあげ、セドリックは辛そうな表情で黙り込み、オリヴァルト皇子は疲れた表情でミルディーヌ公女に指摘した。

「まあ………エレボニアや殿下達アルノール皇家への援護の為にもセシリア将軍閣下の説明を補填する話をさせて頂いたのですが、殿下には私のささやかな援護をご理解頂けなくて残念ですわ。」

「フフ、ミルディーヌ公女殿は遠回しな言い方で”悪いのはオズボーン宰相達であって、オズボーン宰相を重用していたユーゲント三世を除いたアルノール皇家自体は悪くない”と仰っていますから、公女殿はエレボニアやアルノール皇家の為の発言をしていますわよ、オリヴァルト殿下。」

「それは………」

残念そうな表情を浮かべて答えたミルディーヌ公女に続くように苦笑しながら指摘した
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