西ゼムリア通商会議〜西ゼムリア通商会議の開催〜
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が信仰し続けた唯一の女神にして、理由は不明ですが現代に降臨なされた”空の女神”――――――エイドス様は何故参加なされないのでしょうか?」
「そういえば、エイドス様は今回の会議の目的が深く関わっている件―――――”巨イナル黄昏”とやらの影響を防ぐ為に我がレミフェリアを含めたエレボニア以外の各国・自治州の霊脈に結界の付与をされた後の事については存じていませんが……」
その時ルーシー秘書官がある質問をし、ルーシー秘書官の質問を聞いたアルバート大公はある事を思い出してアリシア女王達に視線を向け
「え、えっと、それは……」
「――――――勿論エイドス様にも今回の国際会議に出席して頂けるように打診は致しましたが、エイドス様はゼムリア大陸全土の人々が長く崇めている存在であるご自身による私達”人”の政への意見は必ず何らかの影響を与えてしまう事になると考えられており、現代のゼムリア大陸の政には介入しないよう自らを戒めているとの事なので、今回の会議は欠席するという連絡を既に受けております。」
アルバート大公の質問にクローディア王太女が気まずそうな表情で答えを濁している中アリシア女王は静かな表情で答え
「……なるほど。確かにエイドス様のお考え通り、我々はエイドス様の意見を無視する事は決してできない為、万が一エイドス様が今回の戦争の件でメンフィル・クロスベル連合かエレボニア、どちらかを肩入れするような意見を口にされてしまえば、公平性が欠けた話し合いに発展してしまうかもしれませんな。」
(どうせエイドスの事だから、本音は”めんどくさい”から断ったんでしょうね。)
(万が一聞こえでもしたら不味いから、小声でも口に出すのは止めた方がいいよ……)
(ア、アハハ……ただ、例え”建前”だとしても、エイドスさんの判断は決して間違ってはいないんだよね……)
(……そうですわね。それにエイドスが今回の会議を欠席した他の理由として、七耀教会が崇めている存在であるエイドス自身が介入する事で、本来ならば中立の立場である七耀教会による国家権力への過度な介入を避ける為かもしれませんわね。)
アリシア女王の説明にアルバート大公が納得している中、ジト目になって小声で呟いたエステルにヨシュアは疲れた表情で注意し、苦笑しながら呟いたミントの小声に同意したフェミリンスは真剣な表情を浮かべてある推測をした。
「それでは早速会議を始めさせて頂きます。――――――まずは現在の国際問題――――――メンフィル・クロスベル連合とエレボニア帝国の戦争についての話し合いを始めさせて頂きます。」
「ほう、各国家間の経済や政策等の話し合いを後回しにして、最初にその件を持ってくるとはな。」
「フフ、だけど現在のエレボニア
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