西ゼムリア通商会議〜西ゼムリア通商会議の開催〜
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ィルとクロスベルからも信頼されている存在……これ以上ない人選ですね。」
「ああ。そしてエレボニアの貴族や政府はともかく、皇族からの信頼も篤い事も考えると、むしろこの場にいて相応しい遊撃士はエステル達以外は存在しないだろう。」
セシリアの感想にシルヴァン皇帝は同意し
「クロスベルでは例の”教団”の件どころかクロスベル解放や”碧の大樹”攻略にも貢献したと聞いている。クロスベルの民達に代わり、この場を借りて礼を言わせて頂く。」
「クロスベルが大国へと成り上がった事で多くの問題が発生すると思うけれど、民達の生活が平穏であり続ける為にクロスベル帝国は遊撃士協会と連携してそれらの問題を解決して行く所存よ。今後もよろしくお願いね。」
ヴァイスは静かな笑みを浮かべてエステル達を見つめ、ルイーネは微笑みながらエステル達に会釈をした。
「恐縮です。」
「遊撃士は市民達の為にある存在です。あた………じゃなかった。―――私達も急な国際情勢の変化に戸惑っている市民の皆様の為にも仕事により一層励む所存ですので、こちらこそよろしくお願いします。」
「え、えっと……これからもよろしくお願いします!」
各国首脳の称賛の言葉にヨシュアは静かな表情で会釈をし、エステルとミントも続くように会釈をした。
「フム、エステル殿達のご高名は我が国にも轟いておりますが………フェミリンス殿、でしたか。先程クローディア姫の紹介でフェミリンス殿が”女神”であると仰っていましたが……」
「―――事実だ。”姫神”フェミリンス。我が国に遥か昔から伝わる女神にして我らマーシルン家にとって先祖に当たる女神だ。」
アルバート大公の疑問に対してシルヴァン皇帝は静かな表情で答えた。
「な……っ!?それは事実なのですか?」
「ええ。ただしメンフィル皇家と血縁関係があるとはいえ、私はメンフィル帝国とは何の関わりもありませんわ。」
「フェミリンス様の件は我が国の皇女でありながら、癒しの 女神教の司祭として活動しているティア皇女殿下と同じようなものだと思って下さい。」
「なるほど……」
「まさか、メンフィル帝国の皇家の方々は”女神”の血を引いておられるなんて……」
驚いているアルバート大公にフェミリンスとセシリアがそれぞれ説明をしてアルバート大公を納得させ、ルーシー秘書官は信じられない表情でシルヴァン皇帝を見つめ
(エステルと”剣聖”が空の女神と血縁関係である事を知れば、アルバート大公は更に驚くだろうな。)
(フフ、そうですね♪)
ヴァイスの小声にルイーネはからかいの表情で答えた。
「あの……”女神”の件で気になっている事があるのですが……今回の会議に私達ゼムリア大陸の人々
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