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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
西ゼムリア通商会議〜西ゼムリア通商会議の開催〜
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。リベールを侮辱する訳ではないが、”平和主義”のリベールの事だから、賠償を求めない代わりに”不幸な行き違い”等と言った事を理由にしてリベールとエレボニアの永続的な友好関係、もしくはエレボニアによるリベールへの侵略行為の永続的な禁止を条件にして和解すると考えていたのだが。」

「今回の戦争で連合がエレボニアにとっては相当負担になると思われる賠償を求める件を考えますと、エレボニアの友好国の王家である私達としてはエレボニアに”追い討ち”をするような事はしないでシルヴァン陛下が今仰ったような形で解決をしたいというのが本音ですが、国民達もそうですが私達やリベールの国民達を守る為に実際に”大戦”に参加した兵達の気持ちも考えますと、エレボニアに何の賠償も求めなければ先程ルイーネ皇妃陛下が仰った問題が発生する可能性も考えられますので、王家や政府、そして王国軍の上層部達で話し合った結果お祖母(ばあ)様――――――女王陛下が仰った内容で今回の戦争の件でのエレボニアとリベールの問題を解決するという結論になったのです。」

(クローゼ………)

「ちなみにエレボニア帝国は今の話を聞いて何か反論はあるのか?」

リベールの決断を知ったシルヴァン皇帝は感心した様子でアリシア女王を見つめて呟き、その場にいる全員に決断に到るまでの経緯を辛そうな表情で説明するクローディア王太女をエステルは心配そうな表情で見つめ、ヴァイスは不敵な笑みを浮かべてオリヴァルト皇子達に視線を向けて問いかけた。

「今回の戦争もそうだが去年の内戦でも謝罪だけでは済まされない罪をいくつも犯してしまったエレボニア帝国やアルノール皇家の罪を償う為にもメンフィル・クロスベル連合は当然として、内戦の件でエレボニアに戦争を仕掛けようとしていたメンフィル帝国を内戦が終結するまで押し止めて頂いた事でできたエレボニアのリベール王国への”大恩”を仇で返してしまったリベール王国にも謝罪もそうだが賠償をする必要があると考えているので、女王陛下が仰った賠償内容は必ず実行する事をこの場で確約する。」

「勿論リベール王国に許して頂ければ、今後も友好関係を続行したいと考えていますので、今回の戦争の件でのリベール王国がエレボニアへの要求は必ず全て実行する事を帝位継承者としても確約致します。」

「私の方も特に反論等ございませんわ。――――――リベール王国の寛大なお心遣いと慈悲に心から感謝致しますわ。」

「我々政府としても、リベールの寛大なお心遣いや慈悲には感謝しておりますし、賠償金を含めた要求を全て実行する事に異論はございませんが………賠償金の金額は幾らになるのでしょうか?」

ヴァイスの問いかけに対してオリヴァルト皇子、セドリック、ミルディーヌ公女はそれぞれ真剣な表情で答え、3人に続くように3人の答えに同意し
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