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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第五十四話 断罪王Z 対 断罪王D〈ドミネート〉! いい歳したフリーターをバカにする、ろくにバイトもしない専業主婦は下水道の汚水でも飲んでろ!
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の経験がないイシハに勝ち目はない。
それでも、イシハは叫んだ。
「シンゴォォォォォォォォーッ!」
どうせ私は社会不適合者だ、それに両親のいない私にはもう帰る場所もない、たとえそれが敵に与えられた情けであったとしても、私はそのチャンスに賭けてみようと思った。
「おもしれぇぇぇぇぇぇッ!シンゴォォォォォォォォーッ!」
俺とイシハの衣服は粉々に破れ、筋肉が膨張し、皮膚を鋼鉄の装甲が覆い、全身が巨大化する。
市街地に銀色のボディが特徴的な断罪王Zと、オレンジ色が特徴的な断罪王D〈ドミネート〉が向かう合う。
両目を閉じたままの断罪王Zが断罪王D〈ドミネート〉の全身に拳と蹴りを同時に何度も直撃させ、市街地に転倒させる。
断罪王D〈ドミネート〉は必死に両手足で反撃するが、両目を閉じているはずの断罪王Zにすべて回避される。。
両目を閉じたままの断罪王Zが断罪王D〈ドミネート〉の首にかぶりつく。
「うぐぅああああああああああああああああああああッ!」
「んんんんんんッ!うまぁいッ!断罪王の肉はうまいッ!力が...力がみなぎってくるぞぉぉぉぉぉぉぉぉッ!」
そうか、最初からこの男はこの先も続く戦闘に必要なエネルギーを巨大化した私を食べることで満たそうとしていたのか。
断罪王Zが断罪王D〈ドミネート〉の全身を食い尽くしていく。
暗闇に満ちた空が夜明け空に変わる頃、断罪王D〈ドミネート〉は断罪王Zの胃袋の中で完全に消化されていた。
変神を解いた、全裸の俺の目に朝日がまぶしい。
次の戦いのためのエネルギーの準備は整った。
バイトして食費を得ることよりも、人間を食ったほうが要領がいいこともわかった。
さぁ、次の暴力だァッ!次の暴力が俺を待ってるんだァッ!
俺はこの先の未来に待ち受ける暴力に心を躍らせながら、断罪王同士の戦闘で瓦礫の山と化した市街地を歩く、全裸のままで。
次回予告 第五十五話 断罪王Z 対 断罪王E〈エナジー〉!いい歳してアニメや漫画が好きな人間をバカにする、バイトもせずに家事しかしない専業主婦はぬか床に漬けたパイナップルに修正液をぶっかけて食え!
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