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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第五十四話 断罪王Z 対 断罪王D〈ドミネート〉! いい歳したフリーターをバカにする、ろくにバイトもしない専業主婦は下水道の汚水でも飲んでろ!
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D〈ドミネート〉の操縦者、青井イシハよ!あんたの体の自由は私の断罪王D〈ドミネート〉の力で完全に支配させてもらったわ!」
「お前も、ナギサやザナ同様に変神しなくても、断罪王の能力を使えるというのか!」
「その通りよ、消費するエネルギーも支配する瞬間にしか消費されない、無敵の能力、それが断罪王D〈ドミネート〉の力よ!」
手にナイフを持ったイシハに向かって身体の自由を失った俺の体が近づいていく。
俺は目の前でイシハにナイフで刺されそうになっているにもかかわらず、身体の自由が奪われているので何の抵抗もできない。
先程の妹との戦闘でエネルギーをかなり消費した俺は今にも空腹で倒れそうだった。
気が付けば俺は気を失っていた。
しかし、俺の生存本能は状況を打破するために思考するのをやめていない。
地面に俺の頭がぶつかった感触、痛み。
おかしい、俺の体はイシハの支配下にあり、本来であれば、俺はイシハの手に持ったナイフに自ら突撃し、死亡するはずだった。
なのに、なぜ俺は頭部にアスファルトの感触を感じているのだ?
答えはただ一つ、俺が気絶したことでイシハの支配から一時的に解放されたからだ。
そして、俺が体に違和感を感じたのはイシハを目を合わせてからだ。
つまり、一時的に支配から解放され、両目を閉じている今ならイシハに反撃できる!
俺は両目を閉じた状態で素手でイシハに襲いかかる。
「こいつ!気絶した状態で攻撃してくる!もしかして、それがあんたの断罪王の能力なのか!」
「笑わせるな!俺が信じるのは断罪王の力ではなく自分自身の暴力だけだ!暴力による人間同士の戦いを繰り返し、暴力を極めれば、気絶からの強制覚醒も、両目を閉じたままでの戦闘も可能なのだ!断罪王の力に頼らなくても俺はお前をぶっ殺せるんだ!」
支配から解き放たれた俺が光速で放つ無数の拳と蹴りがイシハの全身に直撃する。
「朝も暴力!昼も暴力!夜も暴力!明日も...暴力?」
俺は、もはや人の原形をとどめていないイシハの鼻頭にかぶりつき、咀嚼する。
「うん、味はいまいちだが、やはり肉には栄養があるな、力が沸いてくるぜ」
俺はイシハの頬を片手で掴んで話かける。
「断罪王変神の呪文を唱えろ!」
「え...?」
「シンゴォォォォォォォォって叫べよ!断罪王に変神して俺と暴力を楽しもうぜ!」
この男はイカれている、その言葉がイシハの脳内を埋め尽くす。
自ら作ったチャンスをドブに捨て、エネルギー補給ができたことに慢心し、命がけの再戦を挑んでくるこの男をイシハは理解できなかった。
断罪王D〈ドミネート〉に変神したところで、この男は両目を閉じた状態で戦闘が可能なのだ、つまり、能力の発動条件に気づいたこの男を断罪王D〈ドミネート〉の能力で支配することは、もう不可能なのだ。
単純な格闘戦ではケンカ
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