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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第五十三話 断罪王Z 対 断罪王C〈カオス〉!いい歳したフリーターをバカにする専業主婦はぬか床に漬けた自転車のサドルでも食ってろ!
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りに、ザナの人生を台無しにしてしまって、でも俺は家族より暴力の方が大事なんだよ。
街路で俺への恨みを爆音で叫ぶザナに痺れを切らした近隣住民達がザナを囲む。
「お前、暴田リキの妹だろ!近所迷惑だぞ!引きこもりは家に引きこもってろ!」
「やっぱり妹も兄と同じく社会に適応できない危険人物だったとはな!危険人物はとっととこの町から出ていけぇッ!」
「私が...お兄ちゃんと同じ...?」
「ああ、そうだ!お前達、兄妹は人の迷惑を考えずに自分の欲求を満たすためだけに生きている危険人物だ!その手に持っている包丁が何よりの証拠だ!」
「私が...お兄ちゃんと同じ...?ウフフフフ...アハハハハハッ!あんなやつと...あんなやつと私を一緒にすんじゃないわよぉぉぉぉぉッ!」
手に包丁を持ったザナが近隣住民達に襲い掛かる。
近隣住民達がザナから逃げながら携帯電話で警察に通報している。
しかし、次の瞬間、近隣住民達の目の前に手に包丁を持ったザナがいた。
「い、いったい何が起きているんだ?」
「どうしてここに暴田リキの妹がいるんだ?」
近隣住民達が背後を振り向くと、そこには包丁を手に持った暴田ザナがいた。
「い、いったいなにがどうなっているんだ?」
「これが無秩序ということよ」
「無秩序だと?」
「この無秩序こそが、混沌を司る断罪王、断罪王C〈カオス〉の能力...!」
次の瞬間、包丁で腹部を切り裂かれた近隣住民達の大量の血液が地面を真っ赤に染めた。
「だ、だれか救急車を...!救急車を呼んでくれ!」
「そんなにいっぱい血が出てるんだから、救急車なんて呼んでも無駄よ」
俺は隣人の庭の塀の上からこっそり一部始終を見ていた。
あらゆる秩序を無秩序に変化させ、相手を混乱させる、それが混沌を司る断罪王C〈カオス〉の力。
「ねぇ、お兄ちゃん、どこかで私のことを見てるんでしょ?だったら今すぐ出てきてお兄ちゃんの大好きな暴力で私と命がけの勝負をしましょうよ!それとも、私にビビッてるのかしら?アハハハハッ!」
やはり、ザナもナギサ同様にメシアに与えられた断罪王の力に溺れてしまっている。
勝負において、その慢心こそ一番の敗因になることも知らずに。
二十六体の断罪王の操縦者は皆、社会不適合者が選ばれると断罪王A〈アビス〉の操縦者が言っていた。
なら、ザナを断罪王の操縦者にしてしまった責任は俺にあるのかもしれない。
やはり、暴力でわからせるしかないのだろうか?
なにより、勝負を挑んできた相手から逃げるのは俺にとって自分で自分の魂を殺すことに等しい。
暴力にはちゃんと暴力で答えねば。
それがたとえ、妹であっても。
俺は隣人の家の庭を出て、ザナの前に姿を現す。
「ザナッ!俺が暴力で本当の無秩序ってものを教えてやるよぉぉぉぉッ!」
「待っていたわ
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