第二章
[8]前話
人気者になり映画にもなった、夫はこのことに驚いて言った。
「まさか保護しただけなのに」
「それなのにね」
妻も応えた。
「ご近所の人気者になって」
「映画にまでなるなんてな」
「夢にも思わなかったわね」
「全くだ、しかも川で同じカバの友達も出来た」
家のテラスから川を見るとだ。
ジェシカは今は川にいる、そこで他のカバ達と一緒にいて楽しそうに泳いでいる。夫はそんなジェシカ達を見て話した。
「ああしてな」
「ボーイフレンドもいるみたいだし」
「僕達が保護しないと死んでいただろうな」
「けれど今ではね」
「犬達と仲良くなってご近所の人気者になって」
「それで映画にもなって」
「友達も大勢出来たなんて」
そうなってというのだ。
「嘘みたいだな」
「そうよね、じゃあこれからもね」
「ジェシカが幸せでいられる様に」
「家族として暮らしていきましょう」
妻は夫に笑顔で話した、そして五匹の犬達にご飯をあげてだった。
ジェシカにもご飯をあげた、すると彼女はこの日も何リットルもあるペットボトルから林檎ジュースを飲んだ。それはとても美味しそうだった。
カバを育てて 完
2022・8・26
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