第二千五十八話 悪人だったのか
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第二千五十八話 悪人だったのか
吉良さんは日本の歴史上屈指の悪人になっています、何しろ忠臣蔵があまりにも有名になってしまったせいです。
ですが実像はといいますと。
「素晴らしいお殿様でしたよ」
「どうもそうらしいな」
ドイツも頷きます。
「名君だったというな」
「息子さんが養子に入られたところにお金の無心をされていたそうですが」
あの上杉謙信さんのお家です。
「ですが恨まれる人かといいますと」
「違っていたか」
「しかも討ち入りの時も隠れずに」
そこを見付かって、というのが劇の定番です。
「戦われています」
「武士らしいな」
「当時名門の方でしたし」
室町時代は将軍継承権を持っていた位のお家です。
「恥ずべきことはしないという」
「そうした考えの人だったか」
「悪い人ではなかったです」
日本は吉良さんに会っているから言えます。
実際の吉良さんは決して悪い人ではありませんでした、あの一連の事件はこの人に非はないみたいです。
第二千五十八話 完
2022・8・25
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