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八条学園騒動記
第六百六十八話 敵は必ず敗れるその六

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「違う神と言われる存在の言葉じゃ」
「そうでしたか」
「わしの同僚となるな」
「その神様の考えで」
「ソ連はあの時に命脈が断たれた」
「勝ってもですね」
「あらゆる資源には限りがある」
 博士はまたこう言った。
「そのことを忘れるとじゃ」
「つまりブラックだとですね」
「その結末は碌なものではない」
「そうですか」
「そしてじゃ」
 博士はさらに話した。
「連合軍は人間もそうしてな」
「大事にするので」
「そこでも強い」
「優秀な人材が育成されてですね」
「残ってさらに成長するからな」
「そうですか」
「そうじゃ、だからな」
 それでというのだ。
「強いのじゃ」
「そうですか、連合軍が低いのは訓練度だけですね」
「左様」
 博士は一言で答えた。
「戦闘のな」
「それだけで」
「物資も豊富であるしのう」
 このことについても言うのだった。
「如何に強くとも武器、兵器にな」
「あと食べものですね」
「医療品、燃料もな」
「そういったものがないとですね」
「到底じゃ」
 それこそというのだ。
「戦えぬ」
「それはそうですね」
「古代からじゃ、人は拳だけではすぐに負ける」
「手足が動けなくなって噛んで攻撃するとか」
「スパルタ兵はそうしたがな」  
 そうして全員死ぬまで戦い抜いた、ペルシアの圧倒的な大軍に対してそうして戦いその強さを歴史に残している。
「しかしな」
「それでもですか」
「結局スパルタ軍は負けてじゃ」
 そうなってというのだ。
「全員死んだ」
「負けましたね」
「ものがないとそうなる」
 博士は言い切った。
「だから物資が豊富であることはな」
「そのことも軍隊の強さの一つですね」
「二次大戦の日本軍はものがないと言われておったが」
 国力の関係でだ。
「少なくとも普段は餓えずあれだけ激しい戦いを続けられるだけはな」
「ありましたか」
「そうであった、しかし北朝鮮軍はな」 
 この国の軍隊はというのだ。
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