令呪オークション その3
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
ツベルン
サーヴァント
不明
マスター
バゼット・フラガ・マクレミッツ (令呪喪失・意識不明)
サーヴァント
ランサー クー・フーリン
マスター
アトラム・ガリアスタ (死亡・令呪使用済)
サーヴァント
キャスター メディア
マスター
六導玲霞
サーヴァント
未召喚
未召喚サーヴァント
五騎 (セイバー・アーチャー・アサシン・ライダー・バーサーカー)− アインツベルン召喚一騎
未決定マスター
三人
「……なるほど。
聖杯戦争が始まったとはいえ、本来入るはずだった遠坂と間桐の分がまだ余っている。
おまけに、六導玲霞の令呪譲渡が可能と来れば……」
「おかけで、時計塔は有象無象が入り乱れて出る出ないに足の引っ張り合いの楽しい事に。
それを踏みつぶして化野菱理でなければ止められなかったルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトの強さが目立つけど、彼女は自分がマスターになる気がないみたいよ」
「はい?
あそこまで強引に来て、マスターになる気がないって!?」
私の驚きに姉弟子様が苦笑する。
理由を聞くとある意味納得するものだった。
「彼女は得ようとした令呪を彼女の師であるロード・エルメロイ二世に渡すつもりだったらしいわよ。
彼の本来の名前はウェイバー・ベルベット。
第四次聖杯戦争における生還者で、エルメロイ家を継いで現代魔術科学部長に成り上がった」
「そこまで高みに登ってなお根源を求めますか。魔術師ってやつは……」
私の呆れ声に姉弟子様も苦笑する。
私も姉弟子様も根源を求めていないからこそ、その渇望が理解できない。
「で、誰が来るんですか?
オークション?」
明後日深夜零時に開始のオークションである。
時計塔の根回しがそれで終わるとも思えないが、参加の意思表明は姉弟子様の所に化野菱理から来ていた。
「ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトは確定として、獅子劫界離。彼はフリーランスの死霊魔術師ね。
おそらく、時計塔の誰かに雇われたんでしょう。
カーシュラという魔術師も参加を表明しているけど、北米からの飛行機で来るところを見ると米国に雇われた魔術師かしら?
あと、令呪移設の為に冬木から言峰神父がやって来るそうよ」
その言葉に私の顔が引きつる。
冬木での振る舞いから、私は彼をまったく信用していなかった。
「逃げましょう。
おそらく、確実に襲ってきますよ」
「やっぱり?」
私や姉弟子様と六導玲霞の隠れていたセーフハウスが何者かの襲撃を受けて全焼したのが、私たちが移動してから五時間後の事である。
当然、オークションは中断となった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ