第百二十五話 丈、学問をするのことその八
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華陀さんと似てるしな」
「声は似てても頭の構造は全然違うのね」
「そうみたいだな。本当にな」
「流石にここまで馬鹿だと思わなかったけれど」
「声は同じでも頭も同じとは限らないか」
「そういうことね」
「糞っ、だから俺の何が悪いんだよ」
まだ言う丈だった。
「こんなエリート大学の入試問題突きつけられて馬鹿呼ばわりなんてな」
「だからね。これ子供の問題だから」
「何でそこまれあれなんだよ」
「災難だぜ。身体は痒いしよ」
全身の蕁麻疹を両手でぼりぼりとかく。仕草は猿めいていた。
「学問とかそんなの聞くのも嫌だぜ」
「そういえば草薙も高校は」
「ああ、あいつは卒業してないぜ」
ホアは賈駆にこのことを話した。
「けれどそれは出席日数の関係だからな」
「ここまで馬鹿じゃないのね」
「留年してるだけで馬鹿じゃないんだよ」
「じゃあ超馬鹿はこいつだけなのね」
「ああ、そうなんだよ」
こう話すホアだった。そんな話もしていたのだった。
こんなやり取りの中で都に撤収していく。先陣はやはり馬岱達だった。
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