第六十四話 期末テストその九
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「あまりな」
「太らないのね」
「アメリカは太ってると出世出来ないと言うな」
「それも聞いたわ」
アメリカから来た同級生達からだ。
「本当にそうだってね」
「問題はその太り方なんだ」
「本当にお腹の脂肪が膝まで下がったり首がなくなる位だと」
「健康に悪いだろ」
「動きにくいし色々身体を壊してね」
「そうなるからな」
そこまで太っているからだというのだ。
「それでなんだ」
「出世出来ないのね」
「自分の体調管理も出来ないで部下を管理出来るかということだが」
アメリカで肥満している者が出世出来ないと言われている理由はそうである、そうした論理であるのだ。
「しかしな」
「あそこまで太っていたら」
「健康問題だろう?」
「それで出世出来ないのね」
「太り過ぎだとな」
それこそというのだ。
「健康に悪いからな」
「アメリカじゃ出世出来ないのね」
「そうだ、多少太ってる位だとな」
それならというのだ。
「アメリカでも出世出来る」
「多少ならなのね」
「今の日本人の感覚位だとな」
「普通に太ってるね」
「お腹が出ている位だとな」
「問題ないのね」
「そうだ、幾ら何でも命の心配がある位太っていたら」
それならというのだ。
「出世以前だ」
「満足に働けるか」
「そうした問題になるからな」
「ううん、太り方が問題なのね」
「そういうことだ、まあ咲は気をつけていたらな」
それならというのだ。
「そんなに太らないからな」
「大丈夫ね」
「だから安心するんだ」
「節度を持って食べていったらいいのね」
「お前はな、それとな」
「それと?」
「飲みもの次第でな」
それでというのだ。
「結構以上に変わるしな」
「ジュースとかよく飲むと太るのよね」
「お菓子とかも問題だがな」
「甘い飲みものね」
「それはな」
「太るのね」
「普通にお茶とか飲んでいたら大丈夫だ」
こうしたものをというのだ。
「お砂糖とか入れないでな」
「そうしたらいいわね」
「紅茶やコーヒーもな」
「お砂糖とか入れなかったら」
「いいからな」
「飲みものも大きいのね」
「お水やお茶だったら」
こうしたものを飲んでいると、というのだ。
「全くな」
「太らないのね」
「むしろ痩せるからな」
そうなるというのだ。
「お腹の中の悪いものを流してくれて」
「それでいいのね」
「だからな」
それでというのだ。
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