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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS
第百二十五話 丈、学問をするのことその七
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程度の字と計算だった。どちらもわからないというのだ。それでだ。賈駆は呆れて彼に言ったのである。
「それでどうして馬鹿じゃないって言えるのよ」
「あれっ、この問題ならよ」
「眠兎達にも解けるよ」
 乱童と眠兎が地面に書かれた問題を見てあっさりと解いていく。
「こうだよ?」
「正解よね」
「二人共正解よ」
 賈駆は二人については合格だと話す。
「というか君達もわかるのよね」
「こんなの簡単だろ」
「そう、簡単簡単」
「で、何で君がわからないのよ」
 眼鏡の奥からじとっとした目を向けてだ。賈駆は丈にまた言った。
「こんな簡単な問題が」
「こんなの俺の世界じゃ東大に入られる問題だぞ」
 丈はムキになって言い返す。
「こんな難しい問題見てたら蕁麻疹が起こるぜ」
「本当に出てるけれどね」
 丈の全身に赤い斑点が出ていた。恐ろしい病に罹った様にすら見える。

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