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ドリトル先生のダイヤモンド婚式 
第八幕その九

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「使ったら駄目だってね」
「そう言うんだね」
「そしてさせないね」
「しないさせないだね」
「そして許さないだね」
「その三つだよ、煙草だってね」
 こちらもというのです。
「吸わないしね」
「だから健康だよね」
「先生は健康そのものだよ」
「心身共にね」
「そうなってるわね」
「人間健康であるに越したことはないし」
 それにというのです。
「最初から害になる様なことはね」
「しないことだね」
「麻薬は絶対に駄目で」
「それで煙草も吸わない」
「それがいいね」
「そうだよ、ただ僕はお酒が好きだから」 
 このことについても言うのでした。
「そこは気をつけるべきかな」
「けれどイギリスにいた時は朝から飲んでたね」
「イギリスの食生活自体がそうだから」
「朝からビール飲んでたよ」
「ジンやラム酒のこともあったじゃない」
「そういうの見方じゃなくなってるよ」
「夜しか飲まなくなってるよ」
 皆はその先生に言いました。
「お酒を飲んでもね」
「それも飲まない日もあるしね」
「確かにかなり飲んでるけれど」
「それでもね」
「それでイギリスにいる時よりも健康になってるんだね」
 先生は自分から言いました。
「そうだね」
「そうだと思うよ」
「朝から飲まないだけでも違うよ」
「それも飲まない日もあるからね」
「尚更いいよ」
「そういうことだね、お酒が好きでも夜だけで飲まない日があったら」
 それならとです、先生はこうも言いました。
「それだけで違うね」
「全くだね」
「それで先生もより健康になったし」
「僕達も嬉しいよ」
「このことについてはね」
「そう言ってくれて何よりだよ、ただね」 
 先生はこうも言いました。
「一つ気になることがあるんだ」
「気になること?」
「というと?」
「僕は甘いものも好きでね」
 実際に三時のティータイムではいつも楽しんでいます。
「けれどね」
「実際によく食べてるわね」
 お静さんも言います。
「お菓子も」
「そう、それでお茶もね」
「甘くしてるわね」
「お砂糖やミルクをかなり入れてね」
「そうよね」
「それで日本酒も飲むしね」
 こちらのこともあれうというのです。
「そう考えるとね」
「糖分のことも気になるわね」
「糖尿病になることも」
 この心配もというのです。
「あるけれどね」
「健康診断で言われたことないでしょ」
「そちらの数値も普通だったよ」
 この場合は血糖値です、先生はこちらも健康そのものです。
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