第五百六話 男湯の方その八
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「後はもう運命的なもので」
「なるんだね」
「はい、誰がなるかは神のみぞ知るですが」
それでもというのだ。
「そうしたものです」
「そうなんだね」
「ですから犬屋敷さんもです」
「君達の世界にいればだね」
「この世界なら」
即ちライダー達の世界にいるならというのだ。
「可能性はあります」
「そうなんだね」
「それで女の人もなれるんですよね」
泡沫はこのことを尋ねた。
「そうですよね」
「なれるぜ、ファイズとかは実際変身出来たってことは知ってるよな」
海堂が答えた。
「そうだよ」
「霧島さんや湊さんもそうですし」
「男も女もなんだよ」
「仮面ライダーになれますね」
「そうなんだよ」
こう泡沫に話した。
「人間ならな」
「じゃあ刀華やステラちゃんもですね」
泡沫は笑顔で話した。
「こちらの世界なら仮面ライダーになれますね」
「ああ、可能性はあるさ」
「そうですね」
「何かうちの会長さんがなったら面白そうかもね」
英士郎は笑って話した。
「性格的に」
「そうだな、あいつは腹黒いと言うが実はそうでもない」
ディルクは湯舟の中でも腕を組んでいる。
「だからな」
「それで、だよね」
「仮面ライダーになってもだ」
そうであってもというのだ。
「人間の為にだ」
「人間として戦ってね」
「仲間を助ける」
「ヒーローになれるね」
「そうなる、味方なら頼れる女だしな」
ディルクはこうも言った。
「いいライダーになるだろう」
「そうだよね」
「僕は無免ライダーさんならです」
茂夫は微笑んで話した。
「きっとです」
「うん、素晴らしい仮面ライダーになってくれるよ」
「僕もそう思うよ」
律と輝気も茂夫の言葉に頷いた、それも微笑んで。
「むしろもうライダーだしね」
「今の時点でね」
「物凄く覚悟が出来ているからね」
今はサウナに入っている彼のことを話した。
「きっとだよ」
「そうなってくれるよ」
「間違いなくね」
「仮面ライダーになる資格は一つ、人間だってことにしてもな」
ジャガーが話した。
「人間性がよかったらな」
「尚いいことですね」
ライノーも言った。
「それに越したことはありません」
「本当にな」
「俺も一時期力に溺れて必死になっていたしな」
影山は自省を込めて話した。
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