第71話 幽霊船
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」
「まだ断定は出来へんけど、多分古代遺物が絡んどる可能性があるな。アレに近づいて確認せなあかん」
「ならボートに行きましょう!」
俺達は泊めていたボートに向かい幽霊船に向かってボートを操縦する。だが幽霊船は俺達が接近しようとすると大砲で砲撃をしてきた。
俺は急いでボートを操縦してなんとか回避する。
「きゃああっ!?」
「マジか!撃ってきたで!?」
「ケビンさん、操縦お願いします!」
「ちょっ!?」
俺はケビンさんに操縦を交代してもらいボートの先頭に立つ。
「緋空斬!!」
太刀を振るい炎を纏った巨大な斬撃を放ち砲弾を切り裂いていく。
「凄い!私も溜めないとあんな巨大な斬撃は出せないよ!」
「ケビンさん、今です!」
「よし来た!」
緋空斬で砲弾を斬った隙をついてケビンさんがボートを一気に船に寄せた。
俺は姉弟子を抱き寄せるとワイヤーを使って船の上に乗り込む。すると甲板にいた骸骨のような魔獣が襲い掛かってきた。
「疾風……螺旋撃!」
「剣技・八葉滅殺!」
まず疾風で周囲の骸骨を切り裂き続けざまに螺旋撃で固まっていた所をまとめて吹き飛ばした。姉弟子も怒涛の連続攻撃で他の骸骨たちを一掃していく。
「残月……業炎撃!」
後ろから斬りかかってきた3体の骸骨をカウンターで返り討ちにして業炎撃で追い打ちを仕掛ける。
「無双覇斬!」
「光破斬!」
そして周囲を取り囲んでいた骸骨たちを一掃した。姉弟子も巨大な斬撃で骸骨たちを打ち倒した。
「ケビンさん、こっちは片付きました。今縄梯子を下ろしますね」
「弟弟子君、大活躍だね。私殆ど何もできなかったよ」
「そんなことないですよ、姉弟子のフォローが無かったらもっと苦戦していました」
二人でハイタッチをしてケビンさんを船の上に引き上げる。さて、これで終わりだとは思わないけど……
「あれ?」
「どうしました、姉弟子?」
「なんか周りが変じゃない?霧が出てきてる」
「そう言われると確かに一瞬で濃い霧に包まれていますね」
さっきまで晴れていたのにいつの間にかまったく前が見えないくらいに霧が出てきていた。
「これはまさか……」
ケビンさんは何かに気が付いたようで船の外……海がある部分を見る。そして大きなため息をついた。
「やられたわ……二人とも、下を見てみい」
俺は言われたとおりに下を見ると……何と海が無かった!霧の上をまるで飛ぶようにこの船は進んでいるんだ。
「どうなってるの!海がないわ!?」
「特異点に引き込まれたんや」
「特異点?」
「簡単に言
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