第三十二話 泳いだ後でその十二
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ここでだ、先輩はかな恵に話した。
「ロシア人大きいわよ」
「そうなんですか?」
「ええ、日本人で特大サイズがね」
そこまでのものがというのだ。
「あちらじゃ普通なの」
「そうですか」
「体格関係なくね」
「大きいですか」
「ロシア人はね」
「そうですか」
「それロシアに戻った時にロシア製のコンドーム見る機会があってね」
こうかな恵に話した。
「私も持っていようって思って」
「先輩も持っておられますか」
「だから女の子ならね」
それならというのだ。
「やっぱりね」
「必要なんですね」
「だからね」
「今こうしてですね」
「お話できるの、ただね」
「ただ?」
「使い方はしてていても」
かな恵にこうも話した。
「使ったことはね」
「ないですか」
「あと他の国の娘達にコンドーム見せたら」
ロシアのそれをというのだ。
「驚かれたわ」
「大きくて」
「ええ、そんなにってね」
「そうなんですね」
「一番大きいって」
「そうですか」
「ロシア人は体格もあるから」
このこともあってというのだ。
「余計にね」
「驚かれたんですね」
「ええ」
そうだというのだ。
「寒いとね」
「あっ、生きものって大きくなるんですよね」
かな恵も応えた。
「人も」
「そうでしょ」
「それ八条学園にいますと」
「わかるでしょ」
「世界中から人が集まりますから」
そうした学校だからだというのだ、かな恵はこの時八条学園自分達が通っているそこが世界中から人が集まる学園だと再認識した。
「わかります」
「そうよね」
「それで寒い国の人は」
「大きいでしょ」
「スウェーデンの人とか」
「ノルウェーも」
「そうですよね、そういえば」
かな恵はさらに言った。
「スウェーデンとかノルウェーってバイキングでしたね」
「ロシアにも来たわよ」
「欧州中で暴れ回ってましたね」
「それだけ強くてね」
先輩はかな恵に話した。
「大きさでもね」
「有名ですよね」
「寒いからよ」
バイキングが大きい理由もというのだ。
「やっぱりね」
「だからですね」
「生きものは寒いと大きくなって」
「人もですね」
「それで栄養も摂っていたら」
「尚更ですね」
「大きくなるわ」
そうなるというのだ。
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