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チートゲーマーへの反抗〜虹と明星〜
L3話 流れ出るWolf【オオカミ】の性
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というとか。そんな名前を気にする暇は逃げ惑う人々にはない。


『システム起動。レベル20。』
「あ…?トゥエン……何っつった???って、今はそんなの気にしてる場合じゃねぇ!」


那由多は???かのエルシャム王を名乗る小原魁に渡された……青でコーティングされた特殊な拳銃を取り出す。

ショットライザーと言ったか……その銃でガットンを2、3発撃つ??鋼の体に対しては、当然効果はない。


『ターゲット変更。』
「やっぱりコレを使わなきゃいけねぇのか…!」


那由多のもう一方の手に握られた直方体……ウルフのプログライズキー。普通なら使い方を教えてもらっているはずだが……教えてもらってない。そもそも教えてもらっても、忘れているだろうが??


【ショットライザー!】


銃型ドライバーを腰に装着する那由多。

とりあえずスイッチらしきものを押して、こじ開けられそうな箇所を開けようとする。


【BULLET!】


「え、開かない!???いや!俺の直感はこう開けろっつってる!」
『ウィーンガシャンウィーンガシャン』
「うおおおおお!??アイツにできて……俺にできないことが……あるかよぉぉぉぉ!!!!」


ガットンは迫ってくる……

もはや那由多の開け方が間違っているとかどうとか???そんなの彼の頭にはなかった。彼には速人のような柔軟かつ卓抜な頭脳はない。しかしそれに見合う力……相手をごり押す力がある。

スマートに戦わない……これもまた戦闘の極意だ。


野生の本能こそ???全てを守る力となりうる。


メキメキ……カチャ!


開いた。



「行くぜ!」


【Authorize!】

【Kamen Rider...Kamen Rider...】


ベルトから銃の部分を切り離し、ガットンにその銃口を向ける???


「変身!」


【ショットライズ!】

【シューティングウルフ!】


ショットライザーが放たれた弾丸……その弾はガットンを強襲すると思いきや、那由多の方へと向かう???彼は本能の赴くままに、その弾丸を……ぶん殴る!

その瞬間、装甲が展開され???狼のような容貌の戦士へと姿を変える。


【The elevation increases as the bullet is fired.】


狼の凶暴性と同時に猪突猛進さ……何より熱い想いを秘めたライダー??


仮面ライダーバルカン シューティングウルフ。



「テメェを……超える!」





〜〜〜〜〜





「待てってかのん!」
「離して速人くん!」


街中で駆ける女を追
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