L3話 流れ出るWolf【オオカミ】の性
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ドルをやるなんて決めてないし……私は??
「『人前で歌が歌えない』???俺が知らないと思ったか?」
「っっ!」
自分と親しい人間しか知らない事情……知らないだろう俺に言い当てられて、驚くかのん。
しかし今は、彼女の気持ちなど知った話ではない???話を続ける。
「俺が敢えて言おう??自分の心が本当に求めているのは何か……決める時が来たんじゃないのか?」
「うぅぅぅ///???才さんのバカ!そんなの自分がよくわかってる!!言わないでよ!!!」
「おい!」
ガシャン!
那由多の静止も虚しく、かのんは家を飛び出して行ってしまう。
「全く……師匠の説教は心抉るぜ。」ガシャン
「かのんさん、ハヤトさん…!私『たち』も追いマショウ!」
「え、ちょ、ごわぁぁぁぁ!!」
速人がいち早くかのんを追う……それに続いて、可可が遅れて飛び出る???那由多を巻き込んで。(こいつ何時も巻き込まれてんなぁ。)
静粛の戻ったカフェで、俺は澁谷母に向かって一言謝っておく。
「すまん。また説教してしまったぜ……」
「いえいえwもうあの子が生まれてからずっとの話だから……w」
「だが??これでいいと確信している。」
甘くないココアを飲み干す。
????※????
「「かのん(さん)〜!?」」
出遅れた可可と那由多は、かのんと速人を見失ってしまう。
「ドコに行ったのですか…?」
「さぁ…?この辺りじゃないのか???」
那由多がキョロキョロと周りを確かめる???
ゾワッ
「!?!?」
刹那、冷ややかな空気が那由多の背中へと伝わる……明らかに嫌な雰囲気を醸し出す。
しかし彼以外の人間にはわからないようだ。
「何だこの感じ……何か来るのか?」
「ドウしました?」
「???どうする…?」
ここに可可を置いておくのは都合が悪い……二手に別れさせたい。しかし問題はどこを仮目標に進ませるか。
長考する時間などないし、考えればドツボにハマる那由多に残されたのは天啓のみ???信じて言う。
「近くに公園がある。そこに行ったかもしれねぇ……2つあるから、お前はあっちの公園に行ってくれ!」
「え、ワカリマシタ…!」
可可は那由多に背を向けて走り去っていった??
「さて……何が来る?」
那由多の野生の勘……それは現実のものとなる。
キャー!うわぁァァァ!
「……!」
那由多は再び目にする???異形の怪物。
ちょうどショベルのような剛腕を左に装備した赤いロボット……名をガットンバグスター
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