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の内面も素晴らしい娘だけど、ティミーの心を掴んだのは貴女の内面なのよ…自信を持って!」
「はい…」
ビアンカの言葉に『はい』とは言ったものの、まだ納得はしていない様子のアルル…
「それにアルルちゃん!あまり私の息子を侮辱しないでもらいたいわね!」
「侮辱!?わ、私は別に…」
「貴女は私の息子が、見た目重視で女の子に惚れると思ってるでしょ!…現に、リュリュの姿を見て『勝てない』って言い切ったわ!」
「そ、そんなつもりで言ったのでは…」
「分かってるわよ…アルルちゃんが…いえ、皆さんがティミーの事をどう思っているのかは!」
「「「え!?」」」
ビアンカの台詞に、周囲からも驚きの声が上がる。
驚いてないのは家族だけだ。
「皆さん、こう思ってるのでしょう…極度のシスコンで巨乳フェチ!それが私の息子、ティミーだと!」
本人と家族以外は皆が頷く。
「マリー…」
「は〜い」
周囲の驚きを無視して、ビアンカはマリーに声をかける。
するとマリーは変化の杖を掲げ、再度変化した。
目の前に現れたのは、美しいブロンドに青い瞳…どことなくビアンカに似ている美女…それ以上にティミーとそっくりな美女に変化したマリー。
「こ、これがポピーさん…!?」
同姓のアルルが溜息を吐く。
「ポピーもリュリュと同い年の、ティミーの妹よ!でもティミーが大嫌いな女…」
「こ、こんな美女に囲まれて生きてきたのか!?ずりーなぁ…」
ウルフが心のままの感想を述べる…
「全部妹だよ!」
「そ!この娘も妹………シスコン男が放っとくわけないわ!でもティミーはポピーに惚れてない!むしろ………」
「つまり…私が思っていたティミー像は間違っていた…と?」
「そうよ!ティミーがシスコンに見えたのは、初恋がリュリュだから…でも、初恋時には妹だとは知らなかった。それと…優しい子だから、マリーに対して甘く接した所為ね!マリーをリュカ色に染めないようにと努力してたから…」
「手遅れでしたけど…」
ビアンカの言葉に、悔しそうに呟くティミー…
「ふふふ……アルルちゃん、ティミーはね…全くと言って良いほど父親に似てないわ。でもね、たった1つだけそっくりな所があるの…何だと思う?」
「………性別……とか言わないですよね…?」
「それ、面白いわね!面白いけどハズレよ…リュカとそっくりな所は、見た目で人を判断しないとこよ!」
室内の皆が、リュカとティミーを交互に見る…
「つまり私の不安は杞憂って事ですね!?」
「そうだよアルル…僕はアルルが大好きなんだから!」
そう言うとティミーは、アルルを抱き寄せキスをした!
一瞬、ティミーだとは思えないほどの大胆さで!
誰もが変化の杖の行方を目で捜す!
ポピーの姿のままのマリーが、まだ持っている事を周
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