第五百六話 男湯の方その四
[8]前話 [2]次話
「革命騒ぎでね」
「リストさんにですね」
「匿ってもらって逃がしてもらったから」
「運がいいですね」
「作品の上演も出来たし」
「いや、あんたはな」
「悪運だね」
マグナとゴードンが言ってきた。
「話聞いてたら」
「結構自業自得だからな」
「借金だってそうだしね」
「革命だってな」
「特にだ」
レスターもどうかという顔で言ってきた。
「あんたの女性問題はね」
「それも王様に助けてもらったよ」
「話を聞くとな」
「駄目かな」
「酷過ぎるだろ」
難を逃れたがというのだ。
「幾ら何でも」
「正直最低過ぎるだろ」
金属バットも同じ顔である。
「聞いていて俺ドン引きしたぞ」
「正直俺もどうかと思うぞ」
エクボもそうした顔だった。
「お前さん行い酷過ぎるぞ」
「前世の僕だよ」
「前世でもあんただからな」
このことは変わらないというのだ。
「そういうのから全部難を逃れてるからな」
「僕はなんだ」
「運がいいんじゃなくてな」
そうでなくというのだ。
「悪運が強いんだ」
「今は問題を起こしていないよ」
「けれど反省してないだろ」
「革命の前に反省は必要かな」
「そういうことだな」
「流石に俺も呆れたぞ」
勝己は咎める顔でワーグナーに言った。
「借金踏み倒しまくって女の人ともなんてな」
「全部無理強いはしてないよ」
「それでも酷過ぎるだろ」
その行いたるやというのだ。
「本当にな」
「どう見ても腐れ外道ですよ」
信行も言う。
「前世のワーグナーさんは」
「今度そんな行いしたら大変なことになるよ」
美炭も言うことだった。
「民事でも刑事になるよ」
「そうなるかな」
「間違いなく」
こうワーグナーに述べた。
「その時は」
「じゃあ今はしないことだね」
「人のものを取ることは得意でもだね」
「しないことだよ」
「若し取ったら」
「また言うよ、大変なことになるよ」
さらに言うのだった。
「今回の人生でもね」
「そうならない為にもだね」
「君が幾ら運がよくても難はない方がいいね」
「最初からね」
「それならそうしたことはしないことだよ」
「後々難になる様なことは」
「そうだよ、いいね」
念押ししている言葉だった。
「このことは」
「そうするよ、これからは」
「難は避けて困難には向かうことだ」
巽は笑って言った、風呂の中でもサングラスをかけている。またそのサングラス姿がこの場でも似合っている。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ