第145話
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のならば私達の手で”討伐”しても構わないとの事ですわ。」
「……なるほど。つまりはデュバリィさん達は遊撃士にはなかった”司法”の権限も行使する事ができるという事ですか……けど、それならゼムリア大陸じゃなくても”本国”――――――異世界でもできる上、どうしてエーデルガルト達のように俺を支える”家臣”という形で貴女達が……」
デュバリィの説明を聞いて納得したリィンは不思議そうな表情でデュバリィ達を見つめ
「―――――勘違いしやがらないでください。結果的には私達の活動が貴方達の統治を支える形になるだけで、私達が忠誠を誓うのはマスター――――――”至高の武人”たるリアンヌ様唯一人ですわ!そもそも私がセシリア将軍の提案に承諾した一番の理由は、リィン・シュバルツァー。貴方がこの戦争にメンフィル側として参加する時に決めた”覚悟”や”道”を外さないかを見張る為ですから、私達は戦争が終わって目的を果たしたからと言って腑抜けて外道に堕ちれば容赦なく成敗するつもりですわよ!」
「ふふっ、相変わらず素直じゃないわね。”エレボニア総督”になった事で、”Z組とはあらゆる意味で遠くなった灰色の騎士が心配だから、灰獅子隊に引き続き手を貸す事を決めた癖に♪”」
「後はデュバリィの正式な直弟子になったエリスを”師として一人前に育てる義務”も残っているというのもあるからな。」
「な、な、な……っ!エンネア!突拍子もない勘違いをしやがるなですわ!!」
デュバリィは真剣な表情でリィンを見つめて宣言したがからかいの表情を浮かべたエンネアと静かな笑みを浮かべたアイネスの指摘を聞くと頬を赤らめて口をパクパクさせた後エンネアを睨んで反論した。
「あら、私の指摘は反論してアイネスの指摘には反論しないという事は少なくてもアイネスの指摘は当たっているようね♪」
「ぐっ…………!」
「ハハ………――――――ありがとう、デュバリィさん。エリスの事もそうですけど、この戦争で通常ではありえない出世をした俺がこれからも”道”を誤らないように自ら”監視役”を申し出てくれて。改めて身の引き締ます思いをしました。」
更なるエンネアの追及に唸り声をあげて反論できない様子のデュバリィを見て苦笑したリィンは静かな笑みを浮かべてデュバリィに感謝した。
「コホン。理解したのであれば構いませんわ。ちなみに戦後エリスを一人前に育てる件ですが、エリスやアルフヘイムから聞きましたが貴方とエリゼはエリスやアルフヘイム、それにアルフィン皇女を元々通っていた学院からメンフィルを含めたエレボニア以外の学院で改めて勉学を学んでもらう事を考えているそうですわね?私による修業は入り直した学院を卒業してからで構いませんから、学院の件で私の事は気にする必要はありませんわ。”学生という貴重な経験
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