第145話
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ルシエルから今のあたしは異性として主を愛している話も聞いたんだね。」
リィンの態度に首を傾げたレジーニアだったがすぐに心当たりを思い出すと納得した様子で答えた。
「えっと……レジーニアは恥じることなく、よく俺を異性として愛している事を躊躇うことなく答えられるよな……?」
いつもの様子で答えるレジーニアに冷や汗をかいたリィンは戸惑いの表情でレジーニアを見つめて疑問を口にした。
「ふふっ、事実を口にするだけなのに、何故恥じる必要があるんだい?…………それはともかく、あたし自身にとっても主―――――いや、”異性に対する愛という感情”が芽生えたことも興味深い出来事だったよ。これからはあたしの主への”異性としての愛”を研究する為にも、改めてよろしくお願いするよ。」
「!」
リィンの疑問に対して答えたレジーニアはリィンの唇に軽い口づけをし、口づけをされたリィンは驚いて固まり、リィンが固まっている間にレジーニアは光の球となってリィンの身体へと戻った。
「……ハハ……本当に俺は幸せ者だな……そろそろ戻るか……」
我に返ったリィンは苦笑した後自室へと戻り始めた。
同日、PM10:40――――――
〜リィン将軍の私室〜
(さてと……明日に備えてそろそろ休むか……)
自室に戻ったリィンは自室に備えつけてあるシャワーを浴びて身体を洗った後明日に備えて休もうとした。
「リィン将軍、夜分遅くに申し訳ございませんが少々よろしいでしょうか?」
するとその時部屋内に呼び出しのブザーが鳴った後ミュゼの声が聞こえて来た。
「その声はミュゼか。鍵は開いているからそのまま入って来て大丈夫だ。」
「―――――失礼します。」
「それでミュゼ、こんな夜遅くに何の用だ?」
ミュゼが部屋に入ってくるとリィンはミュゼに用を訊ねた。
「フフ、それは勿論今日のお昼の会議の宣言通りメンフィル・クロスベル連合によって滅ぼされて当然だったエレボニアを救って頂いたリィン将軍に”お礼”として私がエレボニアの全国民を代表して”私自身の身体を使って返させて頂く為”に決まっているではありませんか♪」
「え”。」
(うふふ、これでミュゼも”確定”ね♪)
(ベ、ベルフェゴール様……まだリィン様も返事をなされていないのに、幾ら何でも気が早過ぎると思いますわよ……?)
妖艶な笑みを浮かべて答えたミュゼの言葉にリィンが表情を引き攣らせて声を上げるとベルフェゴールは結界を展開し、ベルフェゴールの行動にメサイアは冷や汗をかいて指摘した。
「ちょっ、幾ら何でも気が早過ぎるぞ、ベルフェゴール!?すぐに結界を解いてくれ!」
結界に気づいたリィンが慌てた様子でベルフ
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