第145話
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は、契約の為に場所を変えましょう……」
リィンの返事を聞いたルシエルは嬉しそうな表情を浮かべた後頬を赤らめてある提案をし、ルシエルの提案に頷いたリィンはルシエルと共にある部屋へと移動した。
〜ルシエルとベアトリースの部屋〜
「ここは……ルシエルとベアトリースの部屋だけど……”契約”の際にベアトリースがこの部屋に戻ってくる可能性があるんじゃないのか?」
「その心配は無用ですわ。予めベアトリースにはリィン様との守護天使契約の件を話して、リィン様が契約に承諾しなかったか、もしくは承諾したリィン様とわたくしの守護天使契約が終わってその連絡をするまでこの部屋に戻ってこない事に同意して頂きました。――――――勿論エリゼ様達にもわたくしのリィン様への想いや契約の件もお伝えしております。」
部屋を見回してある懸念を口にしたリィンにルシエルはその懸念は既に解決している事を伝えた。
「す、既にベアトリースもそうだがエリゼ達にも手回ししていたのか……ハハ、さすが俺達灰獅子隊の”参謀”だけあって、完璧な準備だな……」
ルシエルの話を聞いたリィンは冷や汗をかいた後苦笑し
「それではリィン様、”契約”を始めましょう――――――」
頬を赤らめたルシエルはリィンとの”契約”を始めた。
そしてリィンと守護天使契約を交わしたルシエルは”能天使”から”力天使”へと昇格し、”守護天使契約”を終えたリィンが自室に戻る為に部屋を後にするとレジーニアが待ち構えており、リィンが部屋を出ると声をかけてきた。
〜通路〜
「―――――やあ、主。まずはルシエルとの守護天使契約、おめでとう。3人もの守護天使がいる主は恐らく、人類では史上初なんじゃないかな。」
「レジーニア。ハハ、褒め言葉として受け取っておくよ。えっと、わざわざここで俺が出てくるのを待っていたという事は、もしかしてメサイア達から念話でルシエルの事を伝えられたのか?」
レジーニアの賞賛に対してリィンは苦笑した後ある疑問を訊ねた。
「いいや、違うよ。主がルシエルと守護天使契約を交わした事で、当然主には新たな天使の魔力――――――つまり、ルシエルの魔力が宿ったから、主と守護天使契約を交わしているあたしも主に新たな天使の魔力が増えた事を感じ取れるから、その時にルシエルと守護天使契約を交わしたことを悟ってここで主が出てくるのを待っていたのさ。」
「そうだったのか………えっと………」
レジーニアの話を聞いて目を丸くしたリィンはルシエルから聞いた話――――――レジーニアが異性として自分を慕っている話をふと思い出すと気まずそうな表情でレジーニアから視線を逸らした。
「?………ああ、なるほど。その様子から察するに
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