第145話
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明をリィン将軍達からして頂きましたが……」
「主から聞いた話になるのだけど、その”ユイドラ”という都市の領主は主のように複数の女性達を伴侶として迎えている事もそうだが、その伴侶として迎えた女性たちの大半は異種族で、その中には天使――――――それもかつてのあたしと同じ位階である”権天使”もそうだが”主天使”もいて、しかも既にそれぞれの天使達との間から子供も産まれている上、その内の一人は”特務支援課”に留学していた領主の子供達の一人でもあるのだよ?」
「な――――――あのメイヴィスレイン様よりも上の位階である”主天使”程の高位の天使が様々な異種族達を伴侶として迎えている”人”と結ばれている上、既に天使と人との間から新たな生命が存在しているのですか……!?」
レジーニアが語った驚愕の事実を知ったルシエルは驚いた後信じられない表情で訊ねた。
「ああ。だから、あたし達天使が人と生殖行為をして新たな生命を産む事は可能なのさ。――――――話を戻すが、立場や君がリィンから受けた恩もそうだが主がアイドスに寵愛されている事等も抜きにして”ルシエル自身がリィン・シュバルツァー個人に対して今はどういう感情を抱いているか”が、君が本気で主と守護天使契約を結びたいかどうかを決める”鍵”になると思うよ。」
「…………………………」
レジーニアの指摘に対して返す言葉がないルシエルはその場で黙り込んだ。
〜現在〜
「……本当にレジーニアがそんなことを?」
「ええ。ふふっ、まさかあのレジーニアに”異性への愛”を芽生えさせるなんて、さすがはリィン将軍ですね。」
自分の話を聞いて驚いているリィンにルシエルは苦笑しながら指摘し
「え、え〜っと……褒めてはいるんだよな?ハハ………」
ルシエルの指摘に対してリィンは苦笑しながら答えた。
「……そしてレジーニアの意見を聞いた後色々と考えた結果、レジーニアの言う通りである事に気づいたのです。」
「えっと、それってどういうことだ……?」
ルシエルが口にした言葉の意味がわからなかったリィンが不思議そうな表情で質問をしたその時
「ん…………」
「!!!???」
ルシエルはリィンに近づいて口づけをし、ルシエルに口づけをされたリィンは驚いた後混乱した。
「”リィン様”。わたくし能天使ルシエルはリィン・シュバルツァーという個人を異性として愛しています。どうか、わたくしと”守護天使契約”をして下さい。」
「ルシエル……………わかった。俺でよければ喜んで。」
口づけを終えて離れた後優し気な微笑みを浮かべて宣言したルシエルの宣言に対して呆けたリィンは決意の表情を浮かべて返事をした。
「ありがとうございます……!で
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