第三十二話 泳いだ後でその一
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第三十二話 泳いだ後で
授業が終わってプールから出て更衣室で着替えてだった。
教室に入った時一華はクラスの男子達を見て隣にいた理虹に言った。
「何かね」
「プールの時と一緒よね」
理虹も応えた。
「私達をね」
「ちらちらとでもね」
「見てるわね」
「絶対にね」
一華はさらに言った。
「さっきの水着姿見て」
「思い出しながらね」
「見てるわね」
「そうよね」
「しかもね」
一華はここで自分達の髪の毛を見て言った。
「髪の毛拭いたけれどまだしっとりしていて」
「それでよね」
「多分色気があって」
「私達にもなの」
「何かお風呂上りって凄い色気あるらしいから」
「それでなの」
「そう、だからね」
それでというのだ。
「余計にね」
「見られてるのね」
「そうじゃないの?それで私達の水着姿が想像されて」
「後ですっきり」
「そうされるのよ」
「だからもうそういうのは考えないことって言ったでしょ」
富美子が二人のところに来て言ってきた。
「もうね」
「そういうことね」
「そう、言ってもね」
そうしてもというのだ。
「想像するなもっと言えばすっきりするななんてね」
「言えないしね」
「言ってもよ」
例えそうしてもというのだ。
「一人になったらわからないでしょ」
「そうよね」
「そういうことだから」
「もう気にしないことね」
「というかそれ位はいいとしてね」
「やっていくのね」
「襲われなかったらいいのよ」
それでというのだ。
「アイドルや女優の人だってそうされるんだから」
「グラビアに出たら」
「それで水着や下着やコスプレになったらね」
「そういうことね」
「そうね、またこうしたお話になってるけれど何で水着や下着になるか」
留奈も来て言ってきた。
「やっぱりよ」
「そうしたことに使われるから」
「なるものだから」
「それが嫌ならグラビアのお仕事するなってなるわね」
「それでアイドルや女優さんにとって重要なお仕事だから」
「やらないでいられなくて」
「やったらね」
そうすればというのだ。
「男の子達に想像されて」
「すっきりすることに使われるのよ」
「そういうことね」
「そしてそれを知らないアイドルや女優さんがいるか」
「いないわよね」
「私達の年齢じゃ皆知ってるから」
そうしたことだからだというのだ。
「もうね」
「当然知ってるわね」
「そうよ」
まさにというのだ。
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